各地、特に北日本や高地から、ちらほら紅葉の便りが聞こえ始めてきました。
毎年ご紹介していますが、今年も京都の知恩院さんでの紅葉ライトアップが再来週から始まります。
知恩院 秋の紅葉ライトアップ2016
期 日 : 2016年11月3日(木・祝)~12月4日(日)
会 場 : 浄土宗 総本山知恩院(京都市東山区林下町400 )
友禅苑、三門、宝佛殿、女坂
時 間 : 17時30分~21時30分(21時受付終了)
料 金 : 大人800円(高校生以上) 小人400円(小・中学生)
団体割引 大人30名以上、1割引き
今年で17回目を迎える『知恩院ライトアップ2016』。
京友禅の祖・宮崎友禅斎ゆかりの庭園「友禅苑」や、日本最大級の木造二重門である「三門」、阿弥陀如来立像、四天王をお祀りしている「宝佛殿」をライトアップします。
京友禅の祖・宮崎友禅斎ゆかりの庭園「友禅苑」や、日本最大級の木造二重門である「三門」、阿弥陀如来立像、四天王をお祀りしている「宝佛殿」をライトアップします。
春のライトアップで好評だった「聞いてみよう!お坊さんの話」は、土日祝日に実施します。また、オープニングイベントには「ニュージーランドから来たお坊さんと話してみよう!」「薩摩琵琶コンサート」も企画。
他にも、阿弥陀堂での法要の予定などもございます。大勢のおまいりをお待ちしております。
【主な見どころ】
友禅苑
友禅染の祖、宮崎友禅斎の生誕300年を記念して造園された、華やかな昭和の名庭です。池泉式庭園と枯山水で構成され、補陀落池に立つ高村光雲作の聖観音菩薩立像が有名です。
三門 3年ぶりのライトアップ特別公開
元和7(1621)年、徳川秀忠公が建立した高さ24m、幅50mの日本最大級の木造二重門。悟りの境地に到る「空門」「無相門」「無願門」を表すことから三門(三解脱門)といいます。
※回廊のみお立ち入りいただけます。
※回廊のみお立ち入りいただけます。
宝佛殿
平成4年に建立。和様式重層寄棟造りで、堂内には高さ4.8mの阿弥陀如来立像、四天王が祀られています。
【期間】 11月 3日(木・祝)、4日(金)、5日(土)
関連行事
オープニングイベント おてつぎフェス Hand to Hand:promotion of the Nembutsu【期間】 11月 3日(木・祝)、4日(金)、5日(土)
※3~5日は特別に大鐘楼の拝観が可能になります。
ニュージーランドから来たお坊さんと話してみよう!
【時間】 ①19:00~ ②20:00~
【場所】 宝佛殿
【お話】 佐賀教区 西光寺僧侶
作田法道師(ウィズフォード・スティーブン)
【時間】 ①19:00~ ②20:00~
【場所】 宝佛殿
【お話】 佐賀教区 西光寺僧侶
作田法道師(ウィズフォード・スティーブン)
薩摩琵琶コンサート
「法然上人の御一代記」を、琵琶法師のごとく、弾き語るコンサートです。
【時間】 ①18:30~ ②19:30~(各回30分)
【場所】 三門下
【演奏】 薩摩琵琶 鶴田流 北原香菜子
【時間】 ①18:30~ ②19:30~(各回30分)
【場所】 三門下
【演奏】 薩摩琵琶 鶴田流 北原香菜子
おてつぎ運動は、法然上人のみ心を信じ、一人一人が心からお念佛を称え、家庭から職場へ、地域社会へと仲間の輪をつくり、全世界の人々の幸福と平和の実現に向けて、人から人へと法然上人のみ教えを広く現代社会に伝える運動です。
当方、時折京都にも参りますが、なかなかゆっくり観て回れていないのが現状です。今年あたりは時間が取れれば、しみじみと古都の紅葉狩りとしゃれこみたいものです。
皆様も是非どうぞ。
【折々の歌と句・光太郎】
真金(まがね)掘り黄金の窟(むろ)にあひしごと奈良には藝のよろこび満つる
明治36年(1903) 光太郎21歳
京都ではなく奈良での作ですが、この年、与謝野鉄幹らと京都、奈良、高野山、堺などを旅した際の作です。幼い頃から父・光雲に連れられたり、美術学校の2週間にもわたる修学旅行があったりで、何度も訪れている奈良ですが、彫刻家(まだ卵でしたが)として、いにしえの仏像などに出会う喜びは、何度訪れても大きかったのだと思われます。