このブログ、昨日の朝、閲覧数ががっつり跳ね上がりました。

この記事を書いている段階では、前日のアクセス解析がまだ集計中なので確認できませんが、どうやら2ヶ月ほど前に書いた「『少年少女に希望を届ける詩集』。 」という記事にアクセスが集中したのだと思われます。この記事は、コールサック社さんから刊行された同名の詩集(光太郎を含む近現代物故詩人の詩、各界に呼び掛けて募られた書き下ろしの詩などが掲載されています)の紹介でした。

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NHKさんの朝のニュース番組「おはよう日本」中の、関東甲信越向けのコーナーで、この詩集が取り上げられたため、ご覧になった方々がネットで検索し、当方のブログにたどりつかれたのだと考えたわけです。

当方もオンエアを拝見しました。

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編集に当たられた詩人の曽我貢誠氏は、4月の連翹忌や8月の女川光太郎祭にご参加下さっています。

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この後、曽我氏が中学校教諭だった頃、不登校だったという元生徒さんがご出演。その方の詩もこの詩集に掲載されています。自らの不登校体験を踏まえ、飾らない言葉で悩める少年少女に語りかける、素晴らしい詩でした。

さらにこの詩集を使っての学校現場での取り組みなども紹介されました。

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先日、曽我氏から、新聞各紙記事のコピーが届きました。

『朝日新聞』さん。

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『河北新報』さん。

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『北海道新聞』さんには2本の記事が。

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昨今、悲惨な事件が相次いで報道されています。この国の民度――若い世代に限ったことではなく、社会全体の――がどんどん低下しているように感じるのは、当方だけでしょうか。またいわゆる引きこもりなどの問題も。

嘘くさい政治屋どもの唱える中身のないお題目などより、この詩集に収められた珠玉の言葉に触れることで、社会全体に希望が溢れてほしいものです。

この詩集には光太郎の「道程」と「冬が来た」が収められています。どちらも大正3年(1914)、つまり100年以上前に書かれたものですが、今も色あせず現代人にも通じる内容です。光太郎の言葉が今を生きる人々の希望に繋がるとすれば、泉下の光太郎もきっと喜ぶことでしょう。


『少年少女に希望を届ける詩集』、版元のコールサック社さんのサイトから購入可能です。ぜひお買い求めを。


【折々の歌と句・光太郎】

わが為事いのちかたむけて成るきはを智恵子は知りき知りていたみき

昭和13年(1938)頃 光太郎56歳頃

今日はこの短歌を含む『智恵子抄』所収の「うた六首」に、作曲家野村朗氏が曲を付けた「連作歌曲「智恵子抄巻末の短歌六首」より」を聴きに、第20回TIAA全日本作曲家コンクール入賞者披露演奏会行って参ります。