昨年9月に亡くなった、元映画女優の原節子さん。近々一周忌ということで、追悼企画です。 
期  日 : 2016年8月27日(土)~9月30日(金)
会  場 : 神保町シアター 京都千代田区神田神保町1-23
料  金 : (当日券のみ) 一般 ¥1,200 / シニア ¥1,000 / 学生 ¥800

今秋、9月5日に一周忌を迎える女優・原節子。
その気品ある姿は日本女性の鑑ともいわれ、戦前・戦後を通じ、数多くの名作に主演しましたが、1962年『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』の出演を最後に映画界を去り、その後、五十年以上に渡り公の場に姿を現すことはありませんでした。
今回は、まだ幼い表情を見せる戦前の貴重な作品から、戦後の新しい時代の女性を体現した代表作の数々まで、伝説の女優・原節子をスクリーンでたっぷりご覧いただきます。


上映作品
 『河内山宗俊』 昭和11年 白黒 監督:山中貞雄 
 『母の曲[総集篇]』 昭和12年 白黒 監督:山本薩夫
 『安城家の舞踏会』 昭和22年 白黒 監督:吉村公三郎
 『お嬢さん乾杯[シネスコ版]』 昭和24年 白黒 監督:木下惠介
 『智恵子抄』 昭和32年 白黒 監督:熊谷久虎
  8月28日(日)11:00 8月29日(月)14:15 8月30日(火)16:30
  8月31日(水)12:00
 9月1日(木)19:15 9月2日(金)14:15
 『晩春』 昭和24年 白黒 監督:小津安二郎
 『麥秋[デジタル修復版]』(劇場初公開)  昭和26年 白黒 監督:小津安二郎
 『東京物語』 昭和28年 白黒 監督:小津安二郎 005

 『めし』 昭和26年 白黒 監督:成瀬巳喜男
 『青い山脈』 昭和24年 白黒 監督:今井正
 『続  青い山脈』 昭和24年 白黒 監督:今井正
 『美(うるわ)しき母』 昭和30年 白黒 監督:熊谷久虎
 『愛情の決算』 昭和31年 白黒 監督:佐分利信
 『白痴』 昭和26年 白黒 監督:黒澤明
 『東京の恋人』 昭和27年 白黒 監督:千葉泰樹
 『女であること』 昭和33年 白黒 監督:川島雄三
 『驟雨』 昭和31年 白黒 監督:成瀬巳喜男
 『山の音』 昭和29年 白黒 監督:成瀬巳喜男
 『女ごころ』 昭和34年 白黒 監督:丸山誠治
 『秋日和』 昭和35年 カラー 監督:小津安二郎
 『娘・妻・母』 昭和35年 カラー 監督:成瀬巳喜男


「智恵子抄」は光太郎役を山村聰さんが演じ、智恵子の故郷・二本松や九十九里浜、十和田湖などでロケが敢行されました。そういうわけで、来月中旬には二本松で「智恵子抄」の上映会も企画されており、当方もお手伝いさせていただきます。そちらはまた近くなりましたらご紹介します。


【折々の歌と句・光太郎】

たのめてしかぶと蟲をば高井戸の尾崎喜八は今宵かも採る
大正13年(1924) 光太郎42歳

尾崎喜八は、明治25年(1892)生まれの詩人。光太郎の親友・水野葉舟の娘と結婚し、お嬢様の榮子様はこの春までご存命でした。

おそらくカブトムシは、蝉同様、木彫のモチーフにしようと思っていたようです。たしかになかなか彫刻的なフォルムをしていますね。しかし、残念ながら作品は確認できていません。

当方自宅兼事務所は千葉県でも田舎の方ですので、カブトムシやクワガタムシなど、愛犬の散歩中によく見かけます。それから同じ甲虫類のこんな虫も。

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ゴキブリではありません(笑)。タマムシです。

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年に数回(夏の間ですが)、なぜか自宅兼事務所のベランダに飛来します。