山梨県から展覧会情報です。 

特設展 宮沢 賢治 保阪嘉内への手紙

 期 : 2016年7月9日(土)-8月28日(日)
会 場 : 山梨県立文学館 展示室C 山梨県甲府市貢川1丁目5番35号
休館日 : 7月11日(月)、25日(月)、8月1日(月)、22日(月)
時 間 : 9:00-17:00(入室は16:30まで)
観覧料 : 本特設展は常設展チケットでご観覧いただけます。(団体20名以上)
         一般 320円(250円)  大学生 210円(170円)

65歳以上の方、障がい者及び介護者、並びに高校生以下の児童生徒の観覧料は無料です。
県内宿泊者は団体料金となります。

賢治自筆の手紙73通を公開  
詩、童話に独自の世界を切り開いた宮沢賢治。
山梨県出身の親友・保阪嘉内に宛てた73通の手紙から、二人の生涯と友情をたどります。

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関連行事

名作映画鑑賞会 アニメ銀河鉄道の夜

7月30日(土) 開場 午後1時  上映 午後1時30分~
会場 山梨県立文学館講堂   定員 500 名   無料   申込不要
1985年 日本ヘラルド 107分 原作 宮沢賢治  原案 ますむらひろし
監督 杉井ギサブロー  脚本 別役実  音楽 細野晴臣

渡辺えり講演会「宮沢賢治と保阪嘉内」

渡辺えりさん(劇作家・演出家・女優)が、賢治と嘉内の魅力を語ります。えりさんは、二〇一二年初演の「天使猫―宮沢賢治の生き方―」で賢治の生涯を描き、演出を手がけました。

7月10日(日) 午後1時30分~ (受付1時~)
会場 山梨県立文学館講堂   定員 500 名   無料   要申込
※ お電話かホームページ、または当館受付にてお申し込みください。

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というわけで、渡辺えりさんの講演があります。

紹介にもあるとおり、えりさん、平成24年(2012)に初演の舞台「天使猫」で、賢治を主人公とした幻想的な演劇を作られました。

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今回の企画展で取り上げられる保阪嘉内も、重要な役どころで登場していました。

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そういう関係もあり、講演の依頼に繋がったのでしょう。賢治と光太郎の交流についても、お話があればと期待しています。

つい先日行われた、盛岡での啄木祭でのご講演は聞き逃しましたので、今回は拝聴に伺います。花巻の高村光太郎記念館に、お父様宛の書簡と献呈署名本をご寄贈下さった御礼も改めて申し上げて参ります。

皆様も是非どうぞ。


【折々の歌と句・光太郎】

野もきえぬ流もきえぬ森もきえぬ小雨みどりに我はたきえぬ

明治34年(1901) 光太郎19歳

「ぬ」は完了の助動詞。「た」と訳せばだいたい通じます。

沖縄地方は梅雨明けだそうですが、沖縄の梅雨が明けると、梅雨前線が北上、本州の雨が本格化します。今日は今のところ晴れ間です。この夏初めて蝉の声が聞こえています。