智恵子関連で2件、ご紹介します。
まずは福島から。今週はじめの『福島民報』さんの記事。
福島の県立図書館 企画展示多彩に 来月1日まで
福島県福島市の県立図書館は7日、各種企画展示を始めた。いずれも6月1日まで。
【受賞児童図書展】各賞に輝いた絵本や児童書、紙芝居など76点を展示している。昨年の日本絵本賞を受けた、あきびんごさん著「30000このすいか」(くもん出版)などを紹介している。一部は貸し出し可能。
【高村智恵子生誕130年 「ほんとの空」の下で】二本松市出身の洋画家・高村智恵子が今月、生誕130年を迎えるのに合わせ催した。智恵子が表紙を描いた「青鞜 第一巻一号」(復刻版、明治44年)をはじめ、夫光太郎が著した詩集「智恵子抄」(白玉書房、昭和22年)など5点を展示している。他に、智恵子に関係する書籍約100冊を貸し出している。
【時事展示・今改めて考えよう防災と復興支援】熊本地震を受けて展示した。防災の知恵をまとめたハンドブック、東日本大震災でボランティア活動をした人が体験をまとめた本、九州の文化や歴史についての書籍など約150点を特集し、貸し出している。
この他、暮しの手帖社関連の書籍などを集めた「本のひろば」、「特殊文庫・貴重資料コーナー」など、多彩な展示をしている。
【受賞児童図書展】各賞に輝いた絵本や児童書、紙芝居など76点を展示している。昨年の日本絵本賞を受けた、あきびんごさん著「30000このすいか」(くもん出版)などを紹介している。一部は貸し出し可能。
【高村智恵子生誕130年 「ほんとの空」の下で】二本松市出身の洋画家・高村智恵子が今月、生誕130年を迎えるのに合わせ催した。智恵子が表紙を描いた「青鞜 第一巻一号」(復刻版、明治44年)をはじめ、夫光太郎が著した詩集「智恵子抄」(白玉書房、昭和22年)など5点を展示している。他に、智恵子に関係する書籍約100冊を貸し出している。
【時事展示・今改めて考えよう防災と復興支援】熊本地震を受けて展示した。防災の知恵をまとめたハンドブック、東日本大震災でボランティア活動をした人が体験をまとめた本、九州の文化や歴史についての書籍など約150点を特集し、貸し出している。
この他、暮しの手帖社関連の書籍などを集めた「本のひろば」、「特殊文庫・貴重資料コーナー」など、多彩な展示をしている。
というわけで、福島県立図書館さんの「ミニ展示」で智恵子関連が取り上げられています。報道が先行し、同館のサイトでは昨日になってアップされました。

「智恵子に関係する書籍約100冊を貸し出している。」は、今に限ったことではないと思うのですが……。
もう1件。福岡小倉から。映画館・小倉昭和館さんで、昭和32年(1957)の東宝映画「智恵子抄」がかかります。
名画をフィルムで ~原節子特集~
期 日 : 2016年5月14日(土)~27日(金)
会 場 : 小倉昭和館 福岡県北九州市小倉北区魚町4-2-9
第1週 「お嬢さん乾杯」 10:00/13:30/16:55
「小早川家の秋」 11:40/15:05/18:30
第2週 「智恵子抄」 10:00/14:05/18:05
「娘・妻・母」 11:50/15:55
「智恵子抄」
監督:熊谷久虎 脚本:八住利雄
出演:原節子、山村聰、青山京子、太刀川洋一、三津田健、三好栄子、柳永二郎
◆昭和31年に他界した詩人で彫刻家の高村光太郎が亡くなった妻・智恵子を悼んで発表した同名詩集の映画化。高村の一周忌に映画化され話題となった。高村は智恵子と出会い生きる喜びを見出していくが、二人の幸せな愛の暮らしは長くは続かず…。美しくも儚い智恵子を演じる原節子に心打たれる。(1957年/98分)
監督:熊谷久虎 脚本:八住利雄
出演:原節子、山村聰、青山京子、太刀川洋一、三津田健、三好栄子、柳永二郎
◆昭和31年に他界した詩人で彫刻家の高村光太郎が亡くなった妻・智恵子を悼んで発表した同名詩集の映画化。高村の一周忌に映画化され話題となった。高村は智恵子と出会い生きる喜びを見出していくが、二人の幸せな愛の暮らしは長くは続かず…。美しくも儚い智恵子を演じる原節子に心打たれる。(1957年/98分)
関連行事
5月22日(日)シネマトーク
「殉愛 原節子と小津安二郎」著者の映画評論家 西村雄一郎さんを お迎えしたシネマトークを行います。
「智恵子抄」 10:00~11:40
「娘・妻・母」 11:50~14:40
シネマトーク 14:10~14:40
「智恵子抄」 15:00~16:40
「娘・妻・母」 16:50~18:55
「智恵子抄」 19:00~20:40
「娘・妻・母」 11:50~14:40
シネマトーク 14:10~14:40
「智恵子抄」 15:00~16:40
「娘・妻・母」 16:50~18:55
「智恵子抄」 19:00~20:40
※当日鑑賞券でお聞きいただけます。
昨年の原節子さんご逝去を受け、もう半年以上経ちますが、やはり大女優、いまだに追悼イベントが行われています。
東宝映画「智恵子抄」にもふたたびスポットが当たるようになり、ある意味ありがたいところです。7月には鎌倉市川喜多映画記念館さんで、現在開催中の展示「鎌倉の映画人 映画女優 原節子」の一環として、秋には智恵子の故郷・二本松の歴史資料館さんで開催される企画展「智恵子と光太郎の世界展」に伴って、それぞれ上映されます。また近くなりましたら、ご紹介します。
【折々の歌と句・光太郎】
わが心ゆたかにさめて朝の陽のかがよふ時し牡丹花咲く
昭和20年(1945) 光太郎63歳

画像は光太郎筆の水彩画。短歌ともども、空襲で駒込林町のアトリエを焼け出され、疎開した岩手花巻での作です。