先週、各界で功績のあった人をたたえる2016年春の叙勲受章者が発表されました。

主に政治家や民間人対象の「旭日章」、主として元公務員に贈られる「瑞宝章」、それぞれ「大綬章」「重光章」「中綬章」「小綬章」に分かれ、4,000人あまりが受章対象ということで発表されました。

報道では、いわゆる著名人ということで、それぞれ旭日小綬章に選ばれた、女優の富司純子さんと歌手の北島三郎さんが大きく取り上げられました。

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お二人とも、「智恵子抄」との縁がおありです。

まず富司さん。

昭和43年(1968)、大阪梅田コマ・スタジアムで開催された「名作劇場第三作 智恵子抄」で、智恵子役を演じられました。光太郎役は高島忠夫さんでした。

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脚本は北条秀司。同じ北條作の「智恵子抄」で、初代水谷八重子さんや、有馬稲子さんも智恵子役を演じられています。


続いて北島さん。

昭和39年(1964)、五月みどりさんとのデュエットで、シングル「新民謡 九十九里音頭」をリリース。

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三番の歌詞に、九000十九里浜片貝海岸の「千鳥と遊ぶ智恵子」詩碑がうたわれています。

昭和8年(1933)、心を病んだ智恵子がこの地で療養したことにちなみ、同36年(1961)に建立された碑です。

ただし、「千恵子抄」というよくある誤植をやらかしていますが(笑)。

「東洋のマイアミ」というのも、わかるようなわからないような(笑)。突っ込みどころ満載です。


お二人とも、今後もお元気で、さらなるご活躍を期待します。


【折々の歌と句・光太郎】

新緑のみどりのいろの流れ入る画室の中に君と語りき
大正9年(1920) 光太郎38歳

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今日は「みどりの日」。自宅兼事務所裏山の緑も、だいぶ濃くなってきました。