青森・十和田市の広報紙『広報とわだ』の今月号に、以下の記事が載りました。
「十和田湖乙女の像のものがたり」朗読劇
乙女の像建立60 周年記念に十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会が発刊した「乙女の像のものがたり」を安斉将(まさる)さんのイラストを投影して上演します。
十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
定員 50 人(先着順)
定員 50 人(先着順)
❷とき 4月17 日㈰ 午後3時~
ところ 市民交流プラザ「トワーレ」
ところ 市民交流プラザ「トワーレ」
十和田市稲生町18-33
定員 60 人(先着順)
定員 60 人(先着順)
入場無料
どちらも30 分前開場
問い合わせ
劇団エムズ・パーティー・仲島 ☎ 090-7066-2873
昨年の今頃、十和田湖奥入瀬観光ボランティアの会さんの編集で刊行された『十和田湖乙女の像のものがたり』。当方も監修として名を連ねさせていただき、巻頭に年少者向けの「乙女の像ものがたり」、資料編に「「乙女の像」概説」と、2本の原稿を書かせていただきました。
先月、ボランティアの会さんの方からご連絡があり、十和田市内に活動拠点を置く劇団エムズ・パーティーさんが、年少者向けの「乙女の像ものがたり」を換骨奪胎し、同書の挿絵に使われたイラストレーター・安斉将氏の作品や効果音をプロジェクタで流しつつ、朗読劇にしたいというお話を戴きました。メールで送られてきたシナリオを拝見、もちろん快諾いたしました。
その公演が2回、今月行われます。最初が十和田湖畔の観光交流センター・ぷらっとさんで16日に。次の日には十和田市街の市民交流プラザ・トワーレさんでの開催だそうです。
当方原作の瑕疵は朗読や演出でをカバーし、成功させてていただきたいものです。
お近くの方、ぜひ足をお運びください。
【折々の歌と句・光太郎】
パラタンのあさき緑とこんじきの砂を背にして君立てりけり
明治42年(1909) 光太郎27歳
イタリア旅行中の作。「パラタン」は古代ローマ七丘の一つ、「パラティーノ」の丘です。この際には一人旅でしたが、「君」とは誰なのか……旅先で知り合った人か、単なる妄想か、気になるところです。