東京でもソメイヨシノの開花宣言がなされそうです。

当方自宅兼事務所の庭では、ソメイヨシノではありませんが、早咲きの何とか桜が既に満開です。震災の年に苗を買ってきて植えました。

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さて、智恵子の故郷・福島二本松の桜がらみの展覧会を二つご紹介します。 

第4回 福島の桜フォトコンテスト写真展 東京展

期 日 : 平成28年3月26日(土)~4月3日(日)
時 間 : 午前11時~午後9時
会 場 : 丸ビル 3階回廊(東京都千代田区丸の内)東京駅丸の内南口より徒歩1分
主 催 : NHK福島放送局 福島民報社 福島民友新聞社 福島県写真連盟
共 催 : 福島県
内 容 :6c2092aa

 【展示作品】入賞作品10点 入選作品40点
 【テーマ】「春を彩る福島の桜」
 【審査委員長】写真家 大石芳野
入場方法: 入場自由
問 合 せ:
 ●写真展について
 NHK福島放送局  電話 024-526-4660(平日 午前9時30分~午後6時)
 ●会場案内について
 丸の内コールセンター 電話 03-5218-5100(午前11:00~午後9:00)※日曜・祝日は午後8:00まで

福島には数多くの桜が咲き誇ります。東日本大震災と原発事故から4年、今年も福島を美しく彩る桜は、人々を和ませ、勇気づけてくれました。
4回目となるNHK「福島の桜フォトコンテスト」には県内外の557名の方から1346点の作品をご応募いただきました。これら作品を通じて、復興のシンボル「福島の桜」が美しくも力強く咲く様子をお楽しみいただければ幸いです。

たまたまテレビでNHKさんを見ている時に案内が流れ、知りました。第4回ということで、3年前から実施されていたようです。上記に「東日本大震災と原発事故から4年」とあるのは、募集の時点での話ですね。

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昨春募集があった応募作品のうち、入選作品50点が展示されます。どれも素晴らしい写真ばかりでした。

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調べてみましたところ、二本松の智恵子生家裏の鞍石山にある、光太郎詩「樹下の二人」碑で撮られた作品も含まれていました。

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こうした展覧会が東京で開催されるというのはいいことですね。

第5回の募集も始まっています。来春にはやはり東京展があるのでしょう。

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また、「東京展」とわざわざ銘打っているということは、他にも巡回があるのでは、と思い、調べてみましたところ、福島県内各地と大阪で既に行われていました。気付きませんでした。第5回に関しては早めの情報収集を心がけます。


もう1件ご紹介します。 

二本松さくら展

期 日 : 平成28年4月9日(土)~5月8日(日) ※期間中無休
時 間 : 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
会 場 : 
二本松市大山忠作美術館  福島県二本松市本町二丁目3番地1
料 金 : 一般410(300)円、高校生以下200(150)円
                       ※( )内は20名以上の団体料金
主 催 : 二本松教育委員会
企画・協力 : 「二本松さくら展」実行委員会

門外不出の東山魁夷「花明り」をはじめ、日本画の巨匠達が描いた約30点の桜が館内に咲き誇ります。ぜひ二本松城(お城山)など市内を埋めつくす満開の桜と併せて、ご覧下さい。

出品作家一覧
 伊藤深水 上村松園 奥村土牛 奥田元宋 岡信孝 大山忠作 川合玉堂 川端龍子 後藤純男
 佐藤太清
 高山辰雄 田渕俊夫 中島千波 浜田泰介 東山魁夷 平松礼二 平山郁夫 稗田一穂 
    前本利彦 牧進
 森田曠平 森田りえ子 山本丘人 室井東志生 横山大観

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二本松出身の日本画家の故・大山忠作画伯を顕彰する美術館での企画展です。大山画伯には同郷の智恵子を描いた作品も複数有ります。チラシに使われている「花霞」は、背景に安達太良山。また、「花霞」というのは、智恵子の実家・長沼酒造で作っていた清酒の商標名でもあります。

そんなご縁で、画伯のご長女で女優の一色采子さんからご案内を戴きました。一色さん、今年の連翹忌にもご参加下さるそうです。

こちらもぜひ足をお運び下さい。


【折々の歌と句・光太郎】

「ガルソン」が何やら言ひぬ春の宵    明治42年(1909) 光太郎27歳

「ガルソン」は「Garçon(ギャルソン)」。「ウェイター」と訳すと、ちょっと興が削がれます(笑)。