福島から展覧会情報です。 
会  期 : 2016年2月27日(土)~2016年3月21日(月・祝)
会  場 : ビッグパレットふくしま 福島県郡山市南2丁目52 
時  間 : 平日 11:00~17:00(入館は16:30まで)
          土日・祝 9:00~17:00(入館は16:30まで)
料  金 : 一般800円・高校生以下400円・未就学児無料
主  催 : 公益社団法人郡山青年会議所
協  力 : 福島県 スタジオジブリ 第二楽章を語り継ぐ会 ビクターエンタテインメント
       徳間書店 (公社)日本青年会議所東北地区福島ブロック協議会 
後  援 : 郡山市  富岡町  郡山市教育委員会 郡山市文化協会 郡山市PTA連合会、
       郡山商工会議所 福島県中小企業家同友会郡山地区 福島民報社 福島民友新聞社
       福島テレビ(株)(株)福島中央テレビ(株)福島放送(株)テレビユー福島
       (株)ラジオ福島 ふくしまFM 郡山コミュニティ放送ココラジ
       街こおりやま社 
週刊ザ・ウィークリー(株)ガイドポスト
       福島リビング新聞社 .ru.ku出版 
情報誌だいすき 月刊こおりやま情報

2016年、私たちは東日本大震災から5年目の節目を迎えます。
復興への歩みを進めるなかで多くの人々の記憶から震災の記憶は失われつつあります。女優.・吉永小百合は「平和の貴さ」を次世代に伝えるため、1986年から原爆詩の朗読を続けてきました。東日本大震災発生後は福島に思いを寄せ、震災の記憶を次世代に伝える活動を行っています。2015年3月11日には東日本大震災で被災された方の詩を朗読した詩画集「第二楽章・福島への思い」を発表しました。そして、その挿絵を担当したのが「となりのトトロ」などスタジオジブリの美術監督も努めた男鹿和雄です。男鹿の作品は、生命感にあふれ、どこかノスタルジックで暖かい雰囲気が漂います。多くの人々が男鹿の作品に心魅かれるのは、綿密な取材に裏付けられた巧みな構図や光、描写技術はもちろん、男鹿のおだやかな人柄が、その筆跡からにじみ出ているからとも言えるでしょう。そして、吉永もそんな男鹿の作品に魅了された一人です。
本展では、震災後5年を迎えるにあたり、吉永のライフワークと男鹿の絵筆によって生まれた『第二楽章』の挿絵原画やスケッチなど約100点を通じて、平和へのメッセージと男鹿の描く故郷の風景を通して3.11を風化させないためのメッセージを次世代へ伝えます。

男鹿和雄(おが かずお)
1952年、秋田県生まれ。1972年、アニメーション背景美術の会社・小林プロダクションに入社。「樫の木モック」で初めて背景を手がけ、その後、「はだしのゲン」などマッドハウスが制作する劇場映画の美術監督を手がける。1987年、宮崎駿監督作品「となりのトトロ」に参加。以後、スタジオジブリ作品「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「かぐや姫の物語」で美術監督を務める。現在まで数多くのアニメーション作品の背景美術に携わる。


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このブログで以前にご紹介した吉永小百合さんの朗読によるCD「第二楽章 福島への思い」のジャケットを手がけられた男鹿和雄さんの展覧会です。

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昨年、広島で開催されましたが、その際は光太郎智恵子と関係がなかったのでご紹介しませんでした。

2016/2/29追記 長崎でも開催されていました。存じませんでした。

今回は、関連企画として光太郎智恵子に関わるものが計画されています。 

「未来のわたしたちへ~ほんとの空~」絵画展覧会

福島県内の小中学生を対象に“心に残った風景”“自分のすむまちの風景”をテーマとした絵画を募集し、展示するとともに、代表作品に顕彰します。応募作品が多数の場合は1週間ずつローテーションで展示します。
応募して頂いた方は、無料で「男鹿和雄展」をご覧になれます。

応募受付期間 2016年1月下旬~2016年3月12日(土)

作品
1.テーマは”心に残った野山の風景””自分のすむまちの風景”とします。
2.作品の素材は水彩画・クレヨン画とします。
3.応募作品のサイズは、団体応募でB全判画用紙(765mm×1085mm)・個人応募で四つ切判画用紙(382mm×542mm)とし、額装は不要です。
4.応募作品は、未発表の作品に限り、1人1点とします。また1団体50点以内でお願いいたします。
 
応募部門
1.小学生の部(作品搬入時を基準)
2.中学生の部(作品搬入時を基準)
 
応募方法
応募申込書に必要事項を記載の上、下記の公益社団法人郡山青年会議所事務局へ郵送いただくか、2月27日以降はビッグパレットふくしま3階へ直接お持ちください。

応募先
公益社団法人郡山青年会議所 青少年育成委員会 宛
 〒963-8877 福島県郡山市堂前町5-19 日専連郡山ビル3階 TEL 024-932-2289

展示期間
2016年2月27日(土)~2016年3月21日(月・祝)



小中学生の皆さん、及び小中学生のお子さんをお持ちの皆さん、小中学校の先生方、ご参考までに。


東日本大震災後、特に福島では、光太郎詩「あどけない話」に使われた「ほんとの空」の語が復興への合い言葉としてよく使われ、定着した感があります。

来月には震災から満5年。「ほんとの空」が本当の意味で広がる福島となることを願ってやみません。


【折々の歌と句・光太郎】

むら竹の夕のさやぎ胸にしめて空をながめてふと思ふこと

明治33年(1900) 光太郎18歳

この時、数え18歳の光太郎は「空をながめて」何を思っていたのでしょうか……。