光太郎が晩年を過ごした岩手県花巻市の情報誌『花日和』。県外向けに発行しているPR誌です。時折、光太郎がらみの記事を載せて下さっています。

先月刊行されたそちらの2015年冬号に、「高村光太郎記念館をたずねて」という記事が掲載されています。

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平成27年4月28日にリニューアルオープンした高村光太郎記念館。常設展示室二室に企画展示室も新たに整備され、彫刻や書の展示、映像や詩の朗読などにより光太郎をわかりやすく紹介。平成28年2月22日までは、開館記念企画展「山居七年」を開催中。

以下はPDFファイルでご覧下さい。光太郎の生涯、花巻と光太郎との関わり、もちろん記念館の様子も詳しくレポートされています。

冊子になっている現物は、市のサイトによれば「首都圏のほか、市内では花巻市観光協会、花巻観光案内所などで配布しています。」とのことです。


【折々の歌と句・光太郎】

うたがるたひとつひとつによみて見てよせてそろへて憂き思あり
明治34年(1901) 光太郎19歳

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「うたがるた」は、正月の風物詩の一つ、百人一首ですね。華やかな札を見ながらも、「憂き思」。青年期のやるせない煩悶が表されています。