昨日は福島県いわき市にて、光太郎の深い信頼を得、その歿後は顕彰活動の先鞭をつけた当会の祖・草野心平を偲ぶ集い「没後28回忌 第22回「心平忌」心平を語る会」に参加して参りました。

会場はいわき市小川町上小川にある草野心平生家。昨年に続き、2度目の訪問となりました。

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まずはすぐ近くの常慶寺さんで心平及びゆかりの方々の墓参。こうした場合にはいつもそうですが、光太郎の代参のつもりで手を合わさせていただきました。

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この辺り一帯は古い建物が残り、いい感じです。

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生家に戻って、「心平粥」「心平餅」をいただき、その後、元筑摩書房編集部長で、『草野心平全集』『草野心平日記』担当編集者、かわうち草野心平記念館(福島県双葉郡川内村)初代館長を務められた晒名昇氏の卓話「晩年の草野心平」。

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平成12年(2000)にいわき市立草野心平記念文学館さんで開催された企画展「草野心平年次詩集―凹凸の道―」の関連行事として行われた講演の内容を元に語られました。

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その後は「第7回 草野心平ふるさとの詩 けるるん くっく 発表会 表彰式」。こちらは地元小川地区の小学校4年生と中学校2年生を対象にした詩のコンクールです。

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最優秀のお子さんは、受賞作の朗読も行いました。後ろで写真の心平も微笑んでいます。

当方、同じ心平を偲ぶ川内村での「かえる忌」には3回お邪魔しましたが、こちらでの集いは初参加でした。こちらも手作り感溢れる温かみのあるイベントでした。やはりそれぞれの地元の人々が、地域の偉人として、その業績を伝えていくことは非常に大切なことだと思います。

いわき市、川内村ともども、末永く続けていって欲しいものです。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】11月9日

平成3年(1991)の今日、NHK総合で単発の2時間ドラマ「智恵子と光太郎 極北の愛」がオンエアされました。

脚本は寺内小春さん。智恵子に扮したのは佐久間良子さん。光太郎役が小林薫さん、光雲役で故・佐藤慶さん。駒込林町のアトリエの隣人夫婦に小林稔侍さんと高橋ひとみさん、田村俊子を小野みゆきさん。

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光太郎が晩年を過ごした花巻郊外の高村山荘のセットが見事な出来でした。

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晩年の光太郎のメイクも。

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