会 期 : 2015 年11月17 日(火) ~12月20 日(日)
時 間 : 10:00 ~ 18:00(入場は17:30 まで)
会 場 : 碧南市藤井達吉現代美術館 愛知県碧南市音羽町一丁目1番地
休館日 : 月曜日( ただし11月23日(月・祝)は開館し、11月24日(火)は休館)
料 金 : 一般800(640) 円、高大生500(400) 円、小中学生300(240)円
※()は20名以上の団体
休館日 : 月曜日( ただし11月23日(月・祝)は開館し、11月24日(火)は休館)
料 金 : 一般800(640) 円、高大生500(400) 円、小中学生300(240)円
※()は20名以上の団体
主 催 : 碧南市藤井達吉現代美術館、碧南市、碧南市教育委員会、読売新聞社、
美術館連絡協議会
美術館連絡協議会
古来、西洋では「絵は黙せる詩、詩は語る絵」といわれてきました。日本でも画賛(がさん)、詞書(ことばがき)が絵画の重要な役割を果たし、「詩書画」の一致を成してきました。一方、日本の近代洋画は、文学からの自立を目指した西洋近代美術の影響のもとで始まっています。特に印象派以後、新しい造形表現を積極的に取り入れた結果、実に多様な作品がうまれました。しかし、現実の生きた情感から浮き上がった作品が多く生まれたことも事実です。こうした中で、村山槐多、長谷川利行、古賀春江、三岸好太郎、山口薫などは、西洋近代美術に学びながらも、文学性、詩情を拠りどころとして優れた作品を残しています。さらにまた、詩の世界では宮沢賢治、立原道造、草野心平らが独自性のある絵を描いています。ある意味では、モダニズムが斥けてきた詩情、文学性を活かすことで、日本独自の絵画が成立したといえます。
近年では、一部の画家たちが積極的に詩の世界に接近し、新しい表現を生み出そうとしています。本展は、明治から現代までの画家と詩人の絵画と詩を一堂にあつめ、絵画と詩の密接なつながりを検証するものです。
画家
小杉未醒、青木繁、竹久夢二、萬鐡五郎、藤森静雄、恩地孝四郎、田中恭吉、中川一政、長谷川利行、古賀春江、川上澄生、村山槐多、谷中安規、三岸好太郎、棟方志功、長谷川リン二郎、難波田龍起、山口薫、香月泰男、南桂子、松本竣介、浅野弥衛、飯田善國、草間彌生、田島征三、芥川麟太郎、藤山ハン、難波田史男、イケムラレイコ、瓜南直子、O JUN、小林孝亘、鴻池朋子、村瀬恭子、伊庭靖子
詩人
正岡子規、高村光太郎、北原白秋、木下杢太郎、萩原朔太郎、佐藤春夫、西脇順三郎、宮沢賢治、佐藤一英、尾形亀之助、稲垣足穂、岡崎清一郎、富永太郎、小熊秀雄、北園克衛、瀧口修造、草野心平、中原中也、長谷川四郎、まど・みちお、立原道造、三好豊一郎、新国誠一、木島始、春日井建、吉増剛造、田畑あきら子、山本陽子
近年では、一部の画家たちが積極的に詩の世界に接近し、新しい表現を生み出そうとしています。本展は、明治から現代までの画家と詩人の絵画と詩を一堂にあつめ、絵画と詩の密接なつながりを検証するものです。
画家
小杉未醒、青木繁、竹久夢二、萬鐡五郎、藤森静雄、恩地孝四郎、田中恭吉、中川一政、長谷川利行、古賀春江、川上澄生、村山槐多、谷中安規、三岸好太郎、棟方志功、長谷川リン二郎、難波田龍起、山口薫、香月泰男、南桂子、松本竣介、浅野弥衛、飯田善國、草間彌生、田島征三、芥川麟太郎、藤山ハン、難波田史男、イケムラレイコ、瓜南直子、O JUN、小林孝亘、鴻池朋子、村瀬恭子、伊庭靖子
詩人
正岡子規、高村光太郎、北原白秋、木下杢太郎、萩原朔太郎、佐藤春夫、西脇順三郎、宮沢賢治、佐藤一英、尾形亀之助、稲垣足穂、岡崎清一郎、富永太郎、小熊秀雄、北園克衛、瀧口修造、草野心平、中原中也、長谷川四郎、まど・みちお、立原道造、三好豊一郎、新国誠一、木島始、春日井建、吉増剛造、田畑あきら子、山本陽子
関連行事
■記念講演会
<第1回>
日 時 2015年11月21日(土) 午後2時~3時30分
講 師 酒井忠康 氏 (世田谷美術館 館長)
内 容 「画家の詩、詩人の絵」
場 所 大浜まちかどサロン2階(美術館向かい)
定 員 先着60名 (定員になり次第締切)
<第2回>
日 時 2015年11月28日(土) 午後2時~3時30分
講 師 馬場駿吉 氏 (名古屋ボストン美術館 館長)
内 容 「詩と絵画」
場 所 大浜まちかどサロン2階(美術館向かい)
定 員 先着60名 (定員になり次第締切)
【申込方法】 聴講無料。2015年10月20日(火)より受付します。お電話にて、住所、氏名、電話番号、参加人数をお知らせください。
<第1回>
日 時 2015年11月21日(土) 午後2時~3時30分
講 師 酒井忠康 氏 (世田谷美術館 館長)
内 容 「画家の詩、詩人の絵」
場 所 大浜まちかどサロン2階(美術館向かい)
定 員 先着60名 (定員になり次第締切)
<第2回>
日 時 2015年11月28日(土) 午後2時~3時30分
講 師 馬場駿吉 氏 (名古屋ボストン美術館 館長)
内 容 「詩と絵画」
場 所 大浜まちかどサロン2階(美術館向かい)
定 員 先着60名 (定員になり次第締切)
【申込方法】 聴講無料。2015年10月20日(火)より受付します。お電話にて、住所、氏名、電話番号、参加人数をお知らせください。
■ミュージアムコンサート ~セントラル愛知交響楽団メンバーによる室内楽コンサート~
FM愛知”おはクラサタデー”などでもお馴染みの山本雅士ナビゲーターによるミュージアムコンサート。展示されている絵にちなんだ曲目を中心におもしろいエピソードを交えてお楽しみいただきます。
日 時 2015年12月5日(土) 午後7時~午後8時
出 演 セントラル愛知交響楽団 弦楽四重奏
内 容 モーツァルト:ディベルティメントK.136より 宮澤賢治:星めぐりの歌ほか
定 員 100名
参加費 無料(展覧会の観覧には観覧料が必要です)
場 所 美術館1階 エントランスホール
【申込方法】 2015年10月20日(火)午前10時より受付を始めます。お電話にて、住所、氏名、年齢(学年)、電話番号、参加人数をお知らせください(先着順)。参加費は当日徴収いたします。
FM愛知”おはクラサタデー”などでもお馴染みの山本雅士ナビゲーターによるミュージアムコンサート。展示されている絵にちなんだ曲目を中心におもしろいエピソードを交えてお楽しみいただきます。
日 時 2015年12月5日(土) 午後7時~午後8時
出 演 セントラル愛知交響楽団 弦楽四重奏
内 容 モーツァルト:ディベルティメントK.136より 宮澤賢治:星めぐりの歌ほか
定 員 100名
参加費 無料(展覧会の観覧には観覧料が必要です)
場 所 美術館1階 エントランスホール
【申込方法】 2015年10月20日(火)午前10時より受付を始めます。お電話にて、住所、氏名、年齢(学年)、電話番号、参加人数をお知らせください(先着順)。参加費は当日徴収いたします。
■ワークショップ
日 時 2015年12月6日(日) 午後1時~午後4時
内 容 「木版で造るオリジナル便箋」
自分だけの文様を彫った木版で、便箋やハガキを作ろう!
対 象 中学生以上
定 員 15名 (定員になり次第締切) ※汚れてもいい服装でお越しください
参加費 500円
場 所 美術館地下1階 創作室
【申込方法】 2015年10月20日(火)午前10時より受付を始めます。お電話にて、住所、氏名、年齢(学年)、電話番号、参加人数をお知らせください(先着順)。参加費は当日徴収いたします。
日 時 2015年12月6日(日) 午後1時~午後4時
内 容 「木版で造るオリジナル便箋」
自分だけの文様を彫った木版で、便箋やハガキを作ろう!
対 象 中学生以上
定 員 15名 (定員になり次第締切) ※汚れてもいい服装でお越しください
参加費 500円
場 所 美術館地下1階 創作室
【申込方法】 2015年10月20日(火)午前10時より受付を始めます。お電話にて、住所、氏名、年齢(学年)、電話番号、参加人数をお知らせください(先着順)。参加費は当日徴収いたします。
★参加型プログラム
日 時 2015年11月17日(火)~12月20日(日) 会期中随時
内 容 「あなたも挑戦! ―語りかける絵、彩られた詩―」
絵や詩から連想したことを自由に書いてみよう!
参加費 無料
場 所 展示室周辺
対 象 ご観覧の方どなたでも
※お申し込みは不要です。ご来館の際は是非お気軽にご参加ください。
日 時 2015年11月17日(火)~12月20日(日) 会期中随時
内 容 「あなたも挑戦! ―語りかける絵、彩られた詩―」
絵や詩から連想したことを自由に書いてみよう!
参加費 無料
場 所 展示室周辺
対 象 ご観覧の方どなたでも
※お申し込みは不要です。ご来館の際は是非お気軽にご参加ください。
■ギャラリー・トーク
当館学芸員が展示作品の解説を行います(約30分)。
日 時 12月: 12日(土)、19日(土) 午後2時より
備 考 予約不要・観覧券をお持ちの上、美術館2階ロビーにお集まりください。
当館学芸員が展示作品の解説を行います(約30分)。
日 時 12月: 12日(土)、19日(土) 午後2時より
備 考 予約不要・観覧券をお持ちの上、美術館2階ロビーにお集まりください。
光太郎の作品は3点展示されます。
大正3年(1914)に描かれた「日光晩秋」。それから同年に描かれた洋酒の瓶と果実を描いた「静物」、そして新潟・佐渡島の歌人・渡邊湖畔の息女を描いた「渡辺湖畔の娘道子像」(大正7年=1918)です。このうち「日光晩秋」は、図録に掲載があるものの、平塚市美術館さんでは展示されませんでした。今回は並ぶそうです。
同館は一昨年にやはり全国巡回の「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」展を開催して下さりました。館周辺の街並みも趣深く、いいところです。ぜひ足をお運びください。
この「画家の詩、詩人の絵-絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」展、平塚市美術館さんを皮切りに、以下の日程で全国巡回が予定されています。
2015年11月17日(火)~12月20日(日) 愛知県碧南市藤井達吉現代美術館
2016年2月13日(土)~3月27日(日) 姫路市立美術館
2016年4月9日(土)~6月12日(日) 栃木足利市立美術館
2016年6月18日(土)~8月7日(日) 北海道立函館美術館
【今日は何の日・光太郎 拾遺】 11月7日
昭和63年(1988)の今日、大和書房から精神科医・斎藤茂太の『ベスト・カップル ワースト・カップル―しあわせを呼ぶ相性判断』が刊行されました。
当時はまだ時代遅れとされていなかったクレッチマーの性格類型論を元に、女性向けに書かれた恋愛論です。読み物としては面白いと思いました。
「あなたが百恵さんのような落ちついたタイプだったら」「あなたがおしんのようなしっかりタイプだったら」「キミが我の強いタイプ、たとえばスカーレットのような女性だったら」といった、時代を感じさせる項目(「スカーレット」はスカーレット・オハラ。『風と共に去りぬ』のヒロイン――昭和の頃は註も必要なかったのでしょう)に混ざって、「あなたが智恵子のような濃やかな人だったら」という章があります。ちなみにもう一つは「あなたがサザエさんタイプの明朗女性だったら」。
女性の皆さん、あなたは何タイプですか(笑)?