テレビ関連の情報です。
まず、今朝はテレビ朝日系「グッド!モーニング」中の林修氏のコーナーで、光太郎が紹介されました。
ただ、肩すかしを喰らいました。ディレクター氏からの文書によれば、日比谷松本楼さんの「10円カレー」の日であるため、光太郎詩「涙」にからめた内容にする予定でした。しかし、予定は未定にして決定にあらず、10円カレーは紹介されましたが、詩「涙」は紹介されず、「日比谷松本楼は多くの文豪に愛された」というところで光太郎、漱石、太宰が紹介されたにとどまりました。
このブログで過日ご紹介した際に、「ディレクター氏からの文書には「企画段階であり、放送では内容が変更となる場合がございます。」とありました。そうならないことを祈ります。」と書きましたが、その通りになってしまいました。
出演者の都合なのか(林氏は今日のオンエアでは録画でのご出演でした)、他にニュースが多かったためか、そのあたりはよくわかりませんが、まあ、しょうがないでしょう。
さて、テレビついでで今後の放映情報です。
いっしょに歩こう!ふくしま・わがまま!気まま!旅気分 愛か、お笑いか!?初恋カップルIN福島~城下町・二本松の旅
いっしょに歩こう!ふくしま・わがまま!気まま!旅気分 愛か、お笑いか!?初恋カップルIN福島~城下町・二本松の旅
FTV福島テレビ 2015年9月26日(土) 10時30分~11時25分
BSフジ 2015年10月3日(土) 7時~7時55分
たんぽぽ白鳥久美子さんが初めての彼氏・チェリー吉武さんと福島県二本松市を旅するデート企画!高村光太郎と智恵子の純愛物語をはぐくんだ場所でラブラブモード全開か!?
たんぽぽ白鳥久美子さんと初めての彼氏・チェリー吉武さん。多忙でなかなかデートができないという白鳥さんのために番組が公開デートを企画! 舞台の福島県二本松市は、県の中部に位置する城下町。 そして・・・高村光太郎と智恵子の純愛物語をはぐくんだ場所でもあります。 白鳥さん&チェリーさんの「ラブラブ旅行」を、福島テレビアナウンサーがエスコート。ロマンチックタイム(?)を各所で展開! しかし、お笑い芸人の2人。カメラが回れば、恋より面白さを優先か? そして・・・旅の感想&恋の結論を出す白鳥さん・チェリーさん。 はたして、永遠の愛を誓うのか? それとも、「ずっと居るのは、ちょっと無理!」なのか? チェリー吉武さんの魅力・ギネス記録芸にも迫ります。
出演者 白鳥久美子(たんぽぽ) チェリー吉武 藺草英己(福島テレビアナウンサー) ナレーション 豊嶋啓亮(福島テレビアナウンサー)
福島テレビさん制作の番組で、福島では明日のオンエアです。ご出演なさる白鳥久美子さんのブログによれば、BSフジさんでも1週間遅れで放映されるとのこと。同じく白鳥さんのブログには、智恵子生家でのスナップ、「ほんとの空」を守るため結成された二本松少年隊とおぼしき写真も載っていました。ちなみに白鳥さんは郡山ご出身だそうです。
当初、福島でしか放映されないのか……と残念に思っていましたが、BSフジさんでも放映があるようで、安心しました。BSフジさんでは、系列の地方局が制作したものを、土曜の朝に「わがまま!気まま!旅気分」という番組として取り上げているようです。先週はサガテレビさん、明日は東海テレビさん制作のものとなっていました。
また予定変更にならないことを祈っております。
【今日は何の日・光太郎 拾遺】 9月25日
昭和60年(1985)の今日、詩人の更科源蔵が歿しました。
更科は明治37年(1904)、北海道弟子屈の生まれ。アイヌ文化の研究でも有名です。
光太郎は昭和6年(1931)、雑誌『犀』に「更科源蔵詩集「種薯」感想」を寄稿した他(『釧路新聞』に転載)、同18年(1943)には更科の詩集『凍原の歌』の題字を揮毫しています。
また、元々北方志向、自然志向が強かった光太郎は、更科を頼って、何度か北海道移住を計画したりもしました。さらに、戦前にはプロレタリア文学運動や社会主義、無政府主義にも一定の理解を示していた光太郎、昭和3年(1928)には、更科から聴いた話をモチーフに、資本家への怒りを表す「彼は語る」という詩を、草野心平の雑誌『銅鑼』に寄稿しています。
彼は語る
彼は語る
北見の熊は荒いのですなあ
釧路の熊は何もせんのですなあ
かまはんけれや何もせんのですなあ
放牧の馬などを殺すのは
大てい北見から来た熊ですなあ
彼は語る
地震で東京から逃げて来た人達に
何も出来ない高原をあてがつた者があるのですなあ
ジヤガイモを十貫目まいたら
十貫目だけ取れたさうですなあ
草を刈るとあとが生えないといふ
薪にする木の一本もない土地で
幾家族も凍え死んださうですなあ
いい加減に開墾させて置いて
文句をつけて取り上げるさうですなあ
彼は語る
実地にはたらくのは、拓殖移住手引の
地図で見るより骨なのですなあ
彼等にひつかかるとやられるのですなあ