木彫の美-高村光雲と近現代の彫刻-
会 期 : 2015年9月18日(金)~ 12月20日(日) 木曜休館
会 場 : 佐野東石美術館 栃木県佐野市本町2892
時 間 : 午前10時~午後5時
料 金 : 大人700円 小・中・高生300円
日本近代木彫の父・高村光雲(1852~1934)を中心に、光雲門下の山崎朝雲,大内青圃,阿井瑞岑らの作品を展示いたします。また、光雲の高弟に学んだ平櫛田中,師事した澤田政廣,佐藤玄々(朝雲)など珠玉の作品を一堂に展示いたします。木彫の生命の輝きをどうぞご鑑賞ください。
最初にこの情報を見つけた時、「佐野東石」は人名かと思いました。ところがさにあらず、「佐野」は所在地の地名、「東石」は「東京石灰工業株式会社」の略で、コンクリートの原料や線路の敷石などに使われる砕石を扱う会社だそうです。美術館はかつての同社社長・故菊池登氏が、文化教養の高揚に寄与する目的で設立されたとのこと。
その意気や良し、というわけで、こうした小規模な私営美術館や文学館にはエールを送りたくなります。再来週あたり、あちら方面に行く都合がありますので、行ってこようと思っています。皆様もぜひどうぞ。
【今日は何の日・光太郎 拾遺】 9月2日
昭和30年(1955)の今日、『朝日新聞』に連載された「私のきいた番組」の第一回を執筆しました。
「私のきいた番組」は、9月4日、18日、10月9日、23日の4回にわたって連載された、ラジオに関する随筆です。
第一回は、ニュースをよく聴く、としたうえで、この年起こった森永ヒ素ミルク事件にも言及しています。