昨年の東京三井記念美術館さんから始まり、これまで静岡佐野美術館さん、山口県立美術館さん、郡山市立美術館さん、富山県水墨美術館さんを巡回した展覧会が、岐阜で開催されます。
 
全国巡回6館目の開催となりますが、とりあえずこれで終了のようです。

超絶技巧! 明治工芸の粋

場  所 : 岐阜県現代陶芸美術館 岐阜県多治見市東町4-2-5
期  間 : 2015/09/12~2015/12/06休催日月曜日(休日の場合は翌平日)
時  間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)
料  金 : 一般800円、大学生600円、高校生以下無料
主  催 : 岐阜県現代陶芸美術館

近年、メディアでも取り上げられ注目を集める明治の工芸は、激動の時代に花開き、精緻きわまりない超絶技巧で私たちを魅了します。しかしその多くは当時輸出用として制作されていたため、海外で高い評価を得ながら、日本国内においては全貌を目にする機会がこれまでほとんどありませんでした。
忘れかけた明治工芸の魅力を伝えるべく、今や質・量ともに世界随一と評されるコレクションを築き上げたのが村田理如氏です。本展では村田氏の収集による京都・清水三年坂美術館の所蔵品から選りすぐりの逸品を一堂に公開します。
並河靖之らの七宝、正阿弥勝義らの金工、柴田是真・白山松哉らの漆工、旭玉山・安藤緑山らの牙彫、そして薩摩、印籠、刀装具、自在に刺繍絵画。多彩なジャンルにわたる約一六〇点の優品を通して、明治の匠たちが魂を込めた精密で華麗な明治工芸の粋をお楽しみください。

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【関連企画】
1、特別ギャラリートーク  2015年9月12日(土)10:30~11:30
本展作品所蔵者・村田理如氏(清水三年坂美術館館長)により、作品のみどころをお話しいただきます。

2、トークイベント「明治工芸の魅力を語る」 2015年10月31日(土)14:00~15:30 (セラミックパークMINO 国際会議場)
本展監修者・山下裕二氏(明治学院大学教授)と本展チラシでイラストを手掛ける気鋭の現代美術家・山口晃氏による記念対談。 
定員300名(先着順・要事前申込)、参加費無料。
※9月1日(火)10:00より、お電話(0572-28-3100)にてお申込みください。

3、ギャラリートーク
毎週日曜日13:30より当館学芸員によるギャラリートークを行います。会期中の催しにより、変更される場合があります。当館ホームページなどでご確認ください。

その他、会期中、美術館では様々な催しを予定しています。内容や日程、申込方法などの詳細は当館ホームページにてご案内します。


これまでの各会場とと同じく、光雲の木彫「西王母」「法師狸」が並ぶはずです。

他にも七宝、金工、自在置物、薩摩焼、象牙彫刻、漆工、刀装具などの逸品ぞろいです。お近くの方、ぜひ足をお運びください。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 8月20日000

昭和16年(1941)の今日、アトリヱ社から『ミケランヂエロ彫刻集』が刊行されました。

光太郎が序文「ミケランヂエロの彫刻写真に題す」を執筆しました。

ちなみに全く同じ昭和16年(1941)8月20日には、龍星閣から詩集『智恵子抄』、道統社から評論集『美について』が刊行されました。

『智恵子抄』と『美について』が同じ日の刊行ということには気づいていましたが、この『ミケランヂエロ彫刻集』も同じ日だったとは、改めて知りました。