東京の大田区、品川区の地域情報誌で『月刊おとなりさん』という雑誌が刊行されています。そちらの今月号(3月号)で、智恵子が特集されていました。題して「特集 智恵子愛と芸術の生涯」。ただし、今月号ではありますが、最新号は4月号がもう出ています。定価は257円。お買い得です。

このところ、このブログで紹介すべきネタがたくさんあり、1日1ネタとしても半月先まで書くことが決まっています。「俺が教えたあのネタがまだ書かれていないけどどうなってるんだ?」という方がいらっしゃるような気がしますが、順次ご紹介しますのでご寛恕の程。この雑誌も少し前に入手していたのですが、若干紹介が遅れました。

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なぜ大田区・品川区の地域情報誌で智恵子の特集なのかというと、智恵子終焉の地・ゼームス坂病院が品川にあったからです。

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現在はマンションが建ち並ぶ一角となっていますが、跡地には光太郎詩「レモン哀歌」を刻んだ碑が建っています。

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そんなこんなも含め、智恵子の生涯や故郷・二本松のレポートなどで、14ページ。オールカラーで美しくまとまっています。目新しい内容が書かれているわけではありませんが、一般向けにはこれで十分だろうという感じです。

先ほども書きましたが、このところ、このブログで紹介すべきネタが、あとからあとからたくさん出て、嬉しい悲鳴です。先月のNHKさんの教養番組「歴史秘話ヒストリア」が火をつけたかな、と感じていますが、どうなのでしょうか。


【今日は何の日・光太郎 補遺】 3月28日

昭和55年(1980)の今日、アトリアム銀座・ラ・ポーラ主催の総合企画展「光太郎と智恵子―その愛」の一環として、ブリヂストン美術館政策の映画「高村光太郎」(昭和28年=1953)の上映と、女優・五大路子さんの光太郎詩朗読が行われました。

「総合企画展」ということで、1週間の期間中、造形作品、詩稿、資料の展示の他、歌曲コンサート、彫刻家の故・高田博厚氏と北川太一先生のトークショーなどが行われました。