JR東日本さんが中心となって、県、地元自治体などと連携して展開する観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」(ふくしまDC)が、来月から始まります。キャッチフレーズは、「福が満開、福のしま。」だそうです。
公式サイトを詳しく見てみると、智恵子の故郷・二本松の紹介に、「智恵子」や、お約束の「ほんとの空」の語がちりばめられています。
「観光情報」内でも「智恵子」や「高村光太郎」、「ほんとの空」の語で検索すると、「智恵子抄探訪コース」、「安達太良山」など、いろいろとヒットします。
3.11が近づき、このところ、テレビや新聞では、また震災関連の特集が組まれています。復興の遅れや、避難生活を強いられている人々の苦しみといった点がクローズアップされ、それはそれで問題提起としては必要だと思います。
しかし、そうした負の部分だけでなく、こうした前向きな復興支援ももっともっと取り上げていただきたいものですね。
二本松市の広報紙、『広報にほんまつ』の今月号でも、ふくしまDCが取り上げられています。「おもてなしの心で観光客の皆さまをお出迎えしましょう」という呼びかけがなされています。市のゆるキャラ・菊松くんが智恵子生家の前で清掃活動(笑)。「観光地を中心に、市内全域を清掃活動できれいに保ちましょう。」だそうです。
以前にご紹介した、ほんとの空を守るPR隊・二本松少年隊がここでお披露目だそうです。
くどいようですが、もうすぐ3.11。震災から4年です。みんなの力で、福島を、そして東北全体を盛り上げていただきたいものです。
昭和37年(1962)の今日、NHKラジオ第2放送で「青年図書館 高村光太郎」が放送されました。
「青年図書館」は30分番組で、近代の文学者を一人ずつ取り上げるものでした。解説は国文学者の吉田精一、この回のゲストは佐藤春夫でした。
右の画像は放送台本です。B4版ザラ紙二つ折り35ページで、ガリ版刷りです。