演劇の公演情報です。

テレビドラマ「北の国から」などを手がけた倉本聰氏の「ノクターン―夜想曲(2015)  -Nocturne 2015-」という舞台ですが、すでに全国各地で公演が行われています。東日本大震災による福島の原発被害を扱ったものですが、光太郎詩「あどけない話」が劇中で使われているそうです。

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倉本氏が原発事故に題を採った脚本を書かれていることは存じていましたが、光太郎詩が使われていることは存じませんで、紹介が遅れました。申し訳ありません。

ノクターン―夜想曲(2015)  -Nocturne 2015-

スタッフ  作・演出/倉本聰  音楽/倉田信雄  美術/横島憲夫
出  演     富良野GROUP
あらすじ
東日本大震災から数年後。原発事故避難区域となった海に程近い一軒家に、津波で二人の娘を亡くした中年の男 と同僚を亡くした新聞記者が入り込む。原発事故以来、時が止まったままのその家にあるのはほこりをかぶったピアノ、そして、地震で倒れた3体のピエロの彫刻。
二人はその家で、同じように津波で父親を亡くした彫刻家の女と出会う。


福島の地元紙『福島民友』さんから。 

県内5会場で演劇「ノクターン―夜想曲」

 福島民友新聞社は、創刊120周年記念事業として脚本家・劇作家倉本聰氏の作・演出による演劇「ノクターン―夜想曲」の公演を2015年、県内5会場で主催する。
劇は震災、原発事故で甚大な被害を受けた相双地域が舞台。家族の死など心に深い傷を負った被災者の苦悩や葛藤、放射線の影響に直面する姿を、被災地・福島で取材を重ねた倉本氏が書き下ろした。

 演劇「ノクターン―夜想曲」は福島民友新聞創刊120周年記念事業として、3月に県内4会場で上演される。各会場ともに前売り券の残券はわずかとなっている。問い合わせは福島民友新聞社「ノクターン」係(電話024・523・1248、平日午前10時~午後5時)へ。公演日程次の通り。
3月1日・會津風雅堂(午後2時)▽3月3日・郡山市民文化センター(同6時30分)▽3月5日・いわき芸術文化交流館「アリオス」(同6時30分)▽3月7日・県文化センター(同2時)
 

■問い合わせ 福島民友新聞社創刊120周年記念事業推進委員会  (電話024・523・1248)
■南相馬会場
 【主催】公益財団法人南相馬市文化振興事業団、福島民友新聞社
■会津若松、郡山、いわき、福島会場
  【主催】福島民友新聞社
  【共催】公益財団法人会津若松文化振興財団、郡山市教育委員会、いわき芸術文化交流館アリオス、公益財団法人福島県文化振興財団
■企画・制作 フラノ・クリエイティブ・シンジケート(F.C.S.)

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福島以外もふくめた全公演は以下の通りです。だいぶ終わってしまっています。申し訳ありません。

1月
10日(土)~18日(日) 北海道 富良野市富良野演劇工場
21日(水)                     士別市 あさひサンライズホール
23日(金)                     札幌市 教育文化会館大ホール
25日(日)                     美唄市 市民会館
27日(火)                     北見市 芸術文化ホール
30日(金)                     岩手県 西和賀町文化創造館
2月
1日 (日)       福島県 南相馬市市民文化会館
4日 (水)~8日(日)
   東京都 新国立劇場小劇場
10日(火)         岡山県 津山市文化センター
12日(木)       倉敷市 芸文館
14日(土)       大阪府 富田林市すばるホール
16日(月)       山口県 周南市文化会館
18日(水)        広島県 廿日市市はつかいち文化ホール
20日(金)・21日(土) 愛知県 名古屋市愛知県産業労働センター
23日(月)       三重県 鈴鹿市市民会館
25日(水)       静岡県 磐田市市民文化会館
27日(金)        裾野市市民文化センター
3月
1日 (日)        福島県 会津若松市會津風雅堂
3日 (火)        郡山市市民文化センター
5日 (木)        いわき市芸術文化交流館アリオス
7日 (土)        福島市福島県文化センター
10日(火)       北海道 七飯町文化センター
12日(木)        鷹栖町たかすメロディホール
14日(土)                        幕別町百年記念ホール

光太郎詩以外に、福島県南相馬在住の詩人・若松丈太郎氏の作品がモチーフとして使われているとのことです。

とりいそぎ、ご紹介いたしました。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 2月23日

昭和24年(1949)の今日、出版社・養徳社から森於菟著『森鷗外』の寄贈を受けました。

於菟は鷗外の長男です。