昨日、青森の「十和田湖冬物語2015」の報道について書きましたが、調べてみますと、もっと報道されていました。

まず、仙台に本社のある東北地方ブロック紙、『河北新報』さんです。

雪光照らす「乙女の像」 十和田湖雪祭り開幕

 十和田市の休屋地区で6日、雪祭り「十004和田湖冬物語」が開幕した。湖畔の会場を花火やイルミネーションが彩る。3月1日まで。
地元のバラ焼きなど青森、秋田の名物をそろえた屋台が並び、夜には地酒のかまくらバーが営業する。週末と祝日には、雪上でバナナボートに乗ったりホーストレッキングを体験したりできる。
乙女の像も期間中、毎日午後5~9時にライトアップされる。初日は風もなく、家族連れなどが穏やかな波音に耳を傾けながら冬限定の光景を楽しんだ。
イベントは17年目。期間中は約20万人の人出でにぎわう。連絡先は十和田湖国立公園協会総合案内所0176(75)2425。

こちらは光太郎作の十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)を前面に押し出して下さいました。ありがとうございます。


続いて青森の地元紙、『東奥日報』さんから。 

十和田湖に大輪/冬物語開幕

 真冬の十和田湖を幻想的な光が包む「十和無題田湖冬物語」が6日、十和田市の十和田湖畔休屋地区の特設会場で開幕した。今年もメーンイベントの冬花火約200発が打ち上げられ、湖畔の夜空を鮮やかに彩った。

【写真説明】十和田湖畔の冬空を鮮やかに染めた花火=6日午後8時すぎ


さらに、『朝日新聞』さんのデジタル版。35秒の動画付きですが、会員限定で視聴可です。 

「十和田湖冬物語」が開幕 巨大雪像や冬の花火

 冬の十和田湖に観光客を呼び込もうという「十和田湖冬物語2015」が6日始まった。3月1日までの間、十和田湖畔休屋地区の特設会場では、巨大雪像やかまくらバー、乙女の像のライトアップが行われるほか、連日午後8時からは冬花火も打ち上げられる。

今年の巨大雪像は「ねぶたとなまはげ」で、青森・秋田両県を代表するイベントがテーマ。毎年の人気となっている「酒かまくら・かまくらバー」も今年は全長26メートルとビッグサイズになった。16万球のLEDを使ったイルミネーションや光のトンネルなどもあり、訪れた観光客たちは寒さも忘れ、幻想的な光景を楽しんでいた。

「冬物語」は今年で17回目。前身となる「冬紀行」から数えると26回目になるという。イベントの開催時間は平日が午後3時から同9時まで、土日祝日は午前11時から午後9時までとなる。

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ぜひ多くの皆さんに足を運んでいただきたいものです。


【今日は何の日・光太郎 拾遺】 2月9日

昭和16年(1941)の今日、翻訳家の菊池重三郎に葉書を送りました。

 御著「バンビの歌」ありがたくいただきました。御本をおくつて下さつた事をほんとに忝く存じました、いつもあなたがよい仕事をして居られるのに敬意を表します、小生はまが此の本をよんだ事がありません、それ故これを繙くたのしさを思つて非常に愉快です、
 略儀ながら御礼申述べます、

菊池重三郎は「チップス先生さようなら」などの翻訳で有名です。「バンビの歌」はオーストリアの作家、フェーリクス・ザルテン が大正12年(1923)に著したもの。ディズニーのアニメ映画「バンビ」(昭和17年=1942)の原作です。

当方、この記事を書く上で、「バンビ」が戦時中の公開だったと初めて知りました。日米の国力の違いがまざまざと表されていますね。どんなに「大和魂」を振りかざしても、勝てるわけがありません。