福島は郡山から講座の情報です。 

文芸作品の鑑賞~名作への旅~

日本、外国の小説・紀行文・詩歌・俳句・000随筆などの名作を鑑賞し、その歴史や文化にも触れ、当時の面影を辿ります。4月期は、「宮澤賢治」童話と詩、高村光太郎「智恵子抄」を取り上げます。
 
期 日 : 2015/1/9~3/27 の第2・4金曜  全6回
会 場 : 10:00~12:00
時 間 : NHK文化センター郡山教室
                   郡山市麓山1-5-21 NHK郡山放送会館内
料 金 : 10,044円 (税込み)  

 師 : 元日本大学教授・文芸家 永塚功
申 し 込 み   NHK文化センター郡山教室  024-933-0022
 
いわゆるカルチャー教室、市民講座の類ですね。
 
「生涯教育」という語は定着しました。知的探求心を持ち続けるのは大切なことだと思います。福島の皆さん、ぜひ、お申し込み下さい。
 
当方もぽつぽつこの手の講座の講師等、やらせていただいています。今年も数回、講師としてお声がけいただいております。これからお考えの団体さん、日程さえ合えば、条件は二の次でお受けいたします。こちらまでご連絡下さい。
 
 
【今日は何の日・光太郎 拾遺】 1月2日
 
昭和17年(1942)の今日、日本女子大学校発行の『家庭週報』に、詩「新しき日に」が掲載されました。
 
  新しき日に001
 
新しき年真に新たなり。
東方の光世界に東方の意味を宣す。
幾千年の力鬱積していま爆発するのみ。
東方は倫理なり。
東方は美なり。
断じて西暦千幾年の弱肉強食にあらず。
世界の人類倫理に飢う。
飢うるものにわが食を与ふるなり。
わが食は道なり。
道を体するもの東方日出づる国に住む。
その一挙一動は中正にして愛に満つ。
死はかろく義はおもく、
古来東方の女性 ことごとく美し。
その美驕らず出しやばらず、
内に湛へて堅忍の力あり、
男子みなその力に支へらる。
世界の歴史いま新たなり。
東方の倫理世界に布く。
美しき東方の女徳いよいよ凛たり。
 
 
戦時中の作品ということで、きな臭い部分もあり、ヘイトスピーカーが喜びそうです。そういった部分は抜きにして、日本人としての気概を表した「道を体するもの東方日出ずる国に住む。その一挙一動は中正にして愛に満つ。」といった一節は非常に良いですね。第一、ヘイトスピーカーの言動は「中正にして愛に満」ちていませんし、「道を体する」とは絶対に言えません。