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というわけで、平成27年(2015)となりました。今年もよろしくお願い致します。
 
 
今朝は、九十九里浜に行ってきました。もちろん初日の出を見に、です。
 
南北に長い九十九里浜のほぼ中央、昭和9年(1934)に智恵子が療養していた九十九里町真亀納屋付近の海岸で、その時を待ちました。81年前に、二人が歩いた浜辺です。
 
波はそこそこ荒く、しかし、その潮騒がかえっていい感じでした。あまり寒くもなく、結構な人出でした。
 
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わんこも(笑)。あとで右のミニチュアダックス君は、当方にじゃれついてきました。
 
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6時30分頃には、見事な茜色の雲。6時48分頃が日の出です。期待が高まります。
 
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ところが、全体的には青空なのですが、ちょうど太陽が出るあたりの海上に、厚い雲。下の画面中央の、雲の切れ間から太陽が見えるかと思い、7時15分位までねばりました。
 
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しかし、結局、浜では日の出を見ることができませんでした。残念。
 
こちらは当方が行った浜辺にほど近いところにある「千鳥と遊ぶ智恵子」詩碑。さらに東金 九十九里有料道路今泉PAにある光太郎智恵子の銅像です。
 
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当初予定では、これらの背後に燦然と輝く太陽が写るはずでしたが、仕方がありません。
 
帰り道、横芝光町あたりまで来たところで、ようやく太陽が拝めました。
 
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車を駐め、「今年も光太郎智恵子の世界が盛り上がりますように」と願いを込め、シャッターを切りました。
 
というわけで、今年1年、またよろしくお願い申し上げます。
 
 
【今日は何の日・光太郎 拾遺】 1月1日000
 
明治40年(1907)の今日、雑誌『明星』未歳第1号に、光太郎の「新詩社詠草」短歌44首が掲載されました。
 
そのうちの1首です。
 
海を観て 太古の民の おどろきを われふたたびす 大空のもと
 
前年2月、欧米留学に出るため、横浜からカナダ太平洋汽船のアゼニアン号に乗り、船出した時の歌です。
 
のちに「海を観て」は「海にして」と変更されています。
 
九十九里浜の砂丘に腰を下ろし、潮騒に耳を傾けながら、この歌を想い出しました。
 
右の画像は当方の手許にある、光太郎直筆の短冊です。
 
 
ところで、一昨年のこのブログでは【今日は何の日・光太郎】ということで、365日、その日その日の光太郎智恵子、光雲などのエピソードをご紹介しました。すると、たまたま年が違う同じ日に重要な事象が重なっている日もあり、その一方は泣く泣く割愛せざるを得ず、悔しかったので、昨年のこのブログでやはり365日、【今日は何の日・光太郎 補遺】ということで補いました。
 
そして今年。どうももう1年できそうだな、と思い、さらに2年でやめるのも半端かな、という気がしました。そこで【今日は何の日・光太郎 拾遺】ということで、また365のエピソードを紹介して行こうと思います。このコーナーがあると、特にネタがない時には書く方も楽でして……(笑)。
 
ただし、最初に宣言しておきますが、この「拾遺」で限界。もうそれ以上は続けません。
 
来年以降はまた新たな企画を考えたいと思います。