テレビ放映情報です。  はっきり 光太郎に関わるのは1件のみですが、ついでなので5件ご紹介します。

にほんごであそぼ

NHKEテレ 2014年12月22日(月) 6時35分~6時45分 
     再放送 12月22日(月)17時15分~17時25分
 
2歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、きっぱりと冬が来た「冬が来た」高村光太郎、野村萬斎/冬至、うた/冬景色、道程
 
出演 小錦八十吉,野村萬斎,おおたか静流 ほか
 
この番組では「冬が来た」「道程」ともに何度か扱って下さっています。朗読的に取り上げたり、「道程」は坂本龍一さん作曲の歌にもなっていたり、そのあたりの使い回しかも知れません。むろん新作かも知れません。
 
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日曜美術館 アンコール放送「野の花のように描き続ける~画家・宮芳平~」

NHKEテレ 2014年12月21日(日) 9時00分~9時45分 再放送 12月28日(日)20時00分~20時45分
 
去年、生誕120年を記念した展覧会が開かれたのを機に注目された画家、宮芳平。知られざる魅力に迫る。
 
司 会 井浦新,伊東敏恵   ゲスト ドリアン助川
 
 いま、一人の無名の画家の絵が、人々の共感を集めている。長野の高校で美術を教えながら、生涯で数千枚に及ぶ油絵を残した宮芳平(みや・よしへい 1893~1971)。
生誕120年を記念して去年から始まった初めての大規模な回顧展が全国を巡回。すると「澄んだ魂から生まれたような絵」「自然、植物への愛情の深さを感じた」「これまででいちばん心にしみる絵画」といった感動の声が無数に寄せられ、都内で開かれた展覧会をアートシーンで紹介すると、「作品をじっくり見たい」「画家のことが知りたい」といった声が番組宛にも届いた。
宮が描いたのは、鮮やかな色と抽象的な形がおりなす長野の自然風景。優しさに満ちた母子の肖像。そして深い精神性を感じさせる、聖書を題材にした聖地巡礼のシリーズ。こうした絵の背景には、若き宮を愛した文豪・森鴎外との交流。教師と画家の狭間で揺れながら、独自の表現へと至る苦悩の日々が秘められていた。家族や教え子の証言、画家自身の言葉から知られざる実像に迫る。
 
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アンコール放送、ということで、今年8月に放映されたものの再放送です。光太郎と交流のあった画家・宮芳平の生涯を追っています。残念ながら、光太郎の名は出て来ませんでしたが、見応えのある内容でした。見逃した方、ぜひご覧下さい。
 
 
ここからは、このブログでご紹介してきたゆかりの地、特に東日本大震災被災地からのレポートです。 

震災ドキュメント2014「サッカーが勇気をくれた~コバルトーレ女川の挑戦~」

NHK 総合 2014年12月21日(日)  16時15分~16時40分
 
震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町。地元を勇気づける存在がサッカーチームのコバルトーレ女川だ。将来のJリーグ参入を目指し、現在は下部リーグで戦いを続けている。チームも震災で活動中止を余儀なくされ、多くの選手がチームを去った。しかし、地元の熱い思いに応えるように年々成績を上げてきた。リーグ戦終盤、優勝を目指すコバルトーレ。果たして結果は?その戦いを追い、選手やサポーターの思いをつづる。
 
ナレーター 笠井大輔
 
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こちらも再放送です。本放送は10月でした。毎年8月に「女川光太郎祭」を開催している宮城県女川町からのレポートです。
 
同じ21日に、もう1本女川からのレポートがあります。 

学ぼうBOSAI 東日本大震災 被災者に学ぶ「看護師~宮城・女川町~」

NHK Eテレ 2014年12月21日(日) 18時30分~18時40分
 
東日本大震災の被災地を訪ね、震災を経験した人の話を聞く「東日本大震災 被災者に学ぶ」シリーズ。大災害のとき、地域住民はどのように判断し、いかに行動したのか…。小中学生の子供たちが自分で判断し行動するためのヒントを提供する。宮城県女川町の医療センターで、医療品や食料が津波で流され、多数の避難者が押し寄せた事態に看護師はどう対応したか。中学生の子供リポーター、俳優の濱田龍臣さんが被災地を訪ね話を聞く。
 
リポーター 濱田龍臣
 
 
さらに、同じ被災地ということで、草野心平ゆかりの福島県川内村からも。こちらは明日の放送です。

きらり!えん旅~マギー審司 福島・川内村へ~

NHK BSプレミアム 2014年12月17日(水)  19時30分~20時00分
 
マジシャンのマギー審司さんが福島県川内村を訪ねた。村の東部地区は福島第一原発から20キロ圏内にあり10月1日に避難指示が解除されたばかり。マギー審司さんは、原発事故後「作付け制限区域」に指定されながら米を作り続けた農家から当時の苦労話を聞き、新米で作ったおむすびをごちそうになった。また子どもたちの笑顔いっぱいの小学校やLEDを使った最新鋭の野菜工場を訪ねた。
 
出演 マギー審司  語り冨永みーな
 
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こちらは2012年に始まって、息の長い番組となってきました。初期の頃に由紀さおりさんによる二本松訪問の様子も放映されました。
 
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「被災」が続く限り、この手の番組も続けてほしいものです。
 
今回ご紹介したのは、すべてNHKさん。やはりこういう番組を作るのも、公共放送の役目でしょう。さて、上記では紹介順と放映順が一致していませんでしたので、下記にまとめます。
 
きらり!えん旅~マギー審司 福島・川内村へ~
 NHK BSプレミアム 12月17日(水) 19時30分~20時00分
 
日曜美術館 アンコール放送「野の花のように描き続ける~画家・宮芳平~」
 NHK Eテレ 12月21日(日) 9時00分~9時45分
 
震災ドキュメント2014「サッカーが勇気をくれた~コバルトーレ女川の挑戦~」
 NHK 総合 12月21日(日) 16時15分~16時40分
 
学ぼうBOSAI 東日本大震災 被災者に学ぶ「看護師~宮城・女川町~」
 NHK Eテレ 12月21日(日)18時30分~18時40分
 
にほんごであそぼ
 NHK Eテレ 12月22日(月) 6時35分~6時45分 
     再放送 12月22日(月)17時15分~17時25分
 
日曜美術館 アンコール放送「野の花のように描き続ける~画家・宮芳平~」(再)
 NHK Eテレ 12月28日(日) 20時00分~20時45分
 
それぞれぜひご覧下さい。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 12月16日
 
平成14年(2002)の今日、牧野出版から籠谷典子編『東京ウォーキング 文学と歴史を巡る10000歩 №18文京区』が刊行されました。
 
「⑤高村光太郎居住跡」「⑥高村光雲終焉の地」000「⑦青鞜社発祥の地」などで、光太郎、光雲、智恵子に詳しくふれています。
 
こうした町歩き的な書籍で、ほんの1、2ページ、光太郎らにふれているものは実に多いのですが、この書籍は実に約30ページ、光太郎関連です。
 
他に漱石、鷗外、宮本百合子、サトウハチロー、竹久夢二、さらに歴史ということで、団子坂、須藤公園、東大などが扱われています。
 
平成17年(2005)の改版が、現在も流通しているようです。