近々放映されるテレビ番組の情報です。

10min.ボックス(現代文)「道程(高村光太郎)」

NHKEテレ 2014年10月2日(木)25時20分~25時30分=10月3日(金)午前1時20分~1時30分

『道程』は、1914年、大正時代に書かれた詩です。それまでの詩とは違い、ふだん話している言葉、口語体で書かれていました。若者が持つ将来への不安と、前向きな決意が感じられることから、多くの人々に親しまれてきました。この詩の作者は高村光太郎。詩人として、また彫刻家として、明治末から昭和にかけて活躍しました。
 
この回は、朗読にこだわる。同じ作品でも、解釈の違いが朗読にあらわれる。様々な人にこの詩を自由に解釈してもらい、その人なりの朗読を聞かせてもらう。
 
出演 加賀美幸子
 
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繰り返し何度も放映されています。ネットで見ることもできてしまいます。
  

日曜美術館「アートの海に飛び込め ヨコハマトリエンナーレ2014」

NHKEテレ 2014年10月5日(日)  9時00分~9時45分 
再放送 2014年10月12日(日)  20時00分~20時45分
 
海外からも多くのアーティストが参加する現代アートの祭典「ヨコハマトリエンナーレ」。美術家・森村泰昌が中高生と会場を巡る。アートとの出会いが生む驚きと発見の冒険。
 
3年に1度、横浜を舞台に開かれる現代アートの祭典「ヨコハマトリエンナーレ」。今回、美術家の森村泰昌がアーティスティック・ディレクターを務め、「忘却」をテーマに、海外からも多くの作品を集めた。その会場で、森村と中高生がアートを巡る冒険を繰り広げる。時に難解といわれる現代アートの世界、しかし一歩踏み出して飛び込んでみれば、驚きと発見が待っている。最先端のアートを紹介しながら、冒険の様子をドキュメント。
 
出演 森村泰昌 井浦新 伊東敏恵
 
 
横浜美術館さんで開催中の「ヨコハマトリエンナーレ2014 華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」が取り上げられます。同展には、「大谷芳久コレクション」というコーナーがあり、光太郎の詩集『大いなる日に』(昭和17年=1942)、『記録』(同19年=1944)を含む、戦時下の文芸書、17点が展示されています。そこにふれるかどうかわかりませんが、とりあえず紹介しておきます。
 
 
実はBS日テレさんで先日放映された「ぶらぶら美術・博物館」という番組でも、「ヨコハマトリエンナーレ2014」が取り上げられましたが、「大谷芳久コレクション」は紹介されませんでした。
 
 
ぜひご覧下さい。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 9月28日
 
昭和25年(1950)の今日、詩文集『智恵子抄その後』初版の稿料として30,000円を受けとりました。
 
この年の日記は現存が確認無題できておらず、書簡等の発受を記録した「通信事務」というノートの記述に依りました。
 
澤田伊四郎氏より三〇、〇〇〇円小切手(「智恵子抄その後」初版の礼として寸志) 同氏より校正刷 同氏より川根茶
 
版元の龍星閣は明確な印税制をとらず、その都度払いでした。
 
『智恵子抄その後』はこの年1月の雑誌『新女苑』に発表された同名の連作詩、「元素智恵子」「メトロポオル」「裸形」「案内」「あの頃」「吹雪の夜の独白」の六篇を根幹に、他の智恵子に関する詩文、山小屋生活に関する詩文を集めて編まれ、この年11月に刊行されました。