9月も下旬となりました。10月に行われる光太郎智恵子、光雲関連のイベント等を順次紹介していきます。
平成26年10月4日(土)~平成26年12月23日(火)
佐野美術館 〒411-0838 静岡県三島市中田町1−43 TEL:055-975-7278 FAX:055-973-1790
入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円 ※毎週土曜日は小中学生無料
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜休館
主 催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
後 援 静岡県教育委員会
助 成 医療法人社団清風会 芹沢病院
協 賛 伊豆箱根鉄道株式会社
協 力 清水三年坂美術館
監 修 山下裕二(明治学院大学教授)
企画協力 広瀬麻美(浅野研究所)
鋭い観察眼から生まれた本物と見紛うほどのリアリティ、文様をミリ単位で刻み、彩色し、装飾を施す繊細な手仕事――明治時代、表現力・技術ともに最高レベルに達した日本の工芸品は、万国博覧会に出品され海外の人々を驚嘆させました。多くは外国の収集家や美術館に買い上げられたため、日本で目にする機会はほとんどありませんでした。
その知られざる存在となりつつあった明治の工芸に魅了されたのが村田理如(むらた まさゆき)氏です。村田氏は1980年代後半、出張先のニューヨークの骨董商で日本の印籠に出会ったことをきっかけに収集を始め、2000年京都に清水三年坂美術館を設立。現在、1万点を超えるコレクションを築き上げています。
本展は、村田コレクションから並河靖之(なみかわ やすゆき)らの七宝、正阿弥勝義(しょうあみ かつよし)らの金工、柴田是真(しばた ぜしん)・白山松哉(しらやま しょうさい)らの漆工、旭玉山(あさひ ぎょくざん)・安藤緑山(あんどう ろくざん)の木彫・牙彫をはじめ、京薩摩の焼きものや印籠、刺繍絵画など厳選した約160点により、明治の工芸家たちの気概を表した「超絶技巧」の世界を展観します。
その知られざる存在となりつつあった明治の工芸に魅了されたのが村田理如(むらた まさゆき)氏です。村田氏は1980年代後半、出張先のニューヨークの骨董商で日本の印籠に出会ったことをきっかけに収集を始め、2000年京都に清水三年坂美術館を設立。現在、1万点を超えるコレクションを築き上げています。
本展は、村田コレクションから並河靖之(なみかわ やすゆき)らの七宝、正阿弥勝義(しょうあみ かつよし)らの金工、柴田是真(しばた ぜしん)・白山松哉(しらやま しょうさい)らの漆工、旭玉山(あさひ ぎょくざん)・安藤緑山(あんどう ろくざん)の木彫・牙彫をはじめ、京薩摩の焼きものや印籠、刺繍絵画など厳選した約160点により、明治の工芸家たちの気概を表した「超絶技巧」の世界を展観します。
関連イベント
日 時 2014年10月25日(土) 14:00~15:30
講 師 村田理如(清水三年坂美術館館長)、山下裕二(本展監修者・明治学院大学教授)
会 場 佐野美術館講堂
定 員 60名
参加費 500円
申 込 要申込・先着順
一万点を超えるコレクションを築いた清水三年坂美術館の館長・村田理如氏と、「超絶技巧! 明治工芸の粋」展の監修者・山下裕二氏が、明治工芸について熱く語ります。
コレクターと研究者と、立場の違うお二人から、どんな話題が繰り出されるのか、どうぞお楽しみに。
コレクターと研究者と、立場の違うお二人から、どんな話題が繰り出されるのか、どうぞお楽しみに。
今年4月から7月にかけ、日本橋の三井記念美術館さんで開催されていた同じ企画展の巡回です(その後、山口県立美術館さんが2015年2月21日~4月12日、さらに富山県水墨美術館さんで2015年6月中旬~8月上旬だそうです)。
三井記念美術館さんに観に行ったレポートにも書きましたが、光雲作の木彫、「西王母」と「法師狸」が並びます。
その他、七宝、金工、漆工、薩摩焼、刀装具、自在置物、牙彫、印籠、刺繍絵画……まさしく「超絶技巧」が目白押しです。
ぜひ足をお運び下さい。
当方、本日は国分寺に、テルミン奏者・大西ようこさんとギタリスト三谷郁夫さんによるコンサート「もう一つの智恵子抄」を聴きに行って参ります。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 9月20日
昭和15年(1940)の今日、昭森社から森谷均編、『風経』が刊行されました。
光太郎をはじめ、富本憲吉、北園克衛、土方定一、佐藤惣之助、倉田叕、蔵原伸二郎ら、美術家、文学者20余名の寄稿による書籍です。表紙は棟方志功。
光太郎の作品は、散文「鷗外先生の「花子」」。ロダンのモデルを務めた日本人女優、花子を描いた鷗外の短編小説「花子」について述べています。