二本松市で智恵子の顕彰活動を続けられている「智恵子の里レモン会」さんの会長・渡辺秀雄氏から、いろいろと届きました。
 
まずはレモン会さん主催の智恵子命日の集い「レモン忌」案内。 

第20回レモン忌開催のご案内

 皆様には益々御健勝にてご活躍のことと拝察申し上げますとともに小会へのご協力誠にありがたく御礼申し上げます。
 さて、今年は詩集「道程」出版及び光太郎・智恵子結婚百年にあたる節目の年にあたりますが、下記の要領にてレモン忌を開催いたしますのでご案内申し上げます。
 つきましては、ご多忙のところとは存じますがお知り合いの方々もお誘い合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
 
 
1.期  日    2014年10月5日 9:30受付開始
2.会  場    ラポートあだち 二本松市油井字濡石16 0243-23-5250 
         (智恵子記念館ではありません)
3.内  容    ① 開会セレモニー    10:00~11:00
          ② 記念講演 『智恵子、新たなる横顔』
             講師 小山弘明  高村光太郎連翹忌運営委員会代表
          ③ 懇親会  軽食を摂りながら懇親を深めて下さい  15:00閉会
4・会  費    3,000円
5.申し込み   戸田屋商店 0243-23-4858
  
という日程だそうです。  
 
思えば昨年のレモン忌には、十和田湖奥入瀬観光ボランティアの会のみなさんがいらっしゃり、それが機縁で、当方、いろいろと十和田関連のお仕事をいただくようになりました。人と人との機縁というのは、面白いものです。
 
 
その昨年のレモン忌の様子などが書かれた先月発行の『智恵子の里レモン会報』もいただきました。
 
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『スケッチで訪ねる『智恵子抄』の旅 高村智恵子52年間の足跡』を書かれた坂本富江さんによる昨年の記念講演の様子、それから当会刊行の『光太郎資料』についても詳細にご紹介下さっています。
 
 
さらに、先月から今月にかけ、地元紙『福島民報』さんに連載された、渡辺会長による「ふくしま人 高村智恵子」全5回分のカラーコピーもいただきました。
 
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非常によくまとまっており、感服しました。レモン忌の記念講演も、当方ごときがやらなくても、会長自らなさった方がいいのでは、と思わせる内容で、ある意味プレッシャーです(笑)。
 
 
というわけで、もうすぐレモン忌です。ちょうど二本松の提灯祭り期間に当たっているそうで、そちらも併せて足をお運び下さい。

 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 9月16日
 
昭和13年(1938)の今日、雑誌『いづかし通信』第1号に、短歌二首が掲載されました。
 
この家に智恵子の息吹みちてのこりひとりめつぶる吾(あ)をいねしめず
 
光太郎智恵子はたぐひなき夢をきづきてむかし此所に住みにき
 
他の四首とともに、昭和16年(1941)刊行の『智恵子抄』に、「うた六首」として収められました。
 
智恵子の死を謳った詩「レモン哀歌」や「荒涼たる帰宅」のあとに掲載されているので、智恵子歿後の作品と思っている方が多いようですが、違います。
 
「この家」「此所」は、駒込林町25番地のアトリエ兼住居です。

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