滋賀県からイベント情報です。
じんけんフェスタしが2014
日時 平成26年(2014年)9月20日(土曜日) 10時00分~16時00分
(全体開場9時00分、大ホール開場9時30分)
(全体開場9時00分、大ホール開場9時30分)
場所 守山市民ホール(滋賀県守山市三宅町125番地)
主催 滋賀県 滋賀県人権啓発活動ネットワーク協議会
後援 守山市 守山市教育委員会
テーマ うたの力と人権 スローガン 支えあい、助けあい、認めあい
守山市民ホールの敷地、施設をフルに使って、さまざまなことが行われるようです。
制作元のサイトから、あらすじを抜粋します。
向井弓枝は、パート先のスーパーで、高齢の客のおぼつかない行動に不快感を持つ。自宅のマンションのエレベータでも、高齢の人や障害のある人に対してイライラを募らせる。弓枝は、面倒な人が多く住むこのマンションではなく、一戸建てや新築マンションに引つ越したいと、夫の勇に訴える。
弓枝の一人息子の輝は、空オタクだ。いつも空や雲のことを考えていて友だちもいない。カメラを抱えた輝が自宅に帰つてくると、隣の部屋のドアが開き、見知らぬ外国人が引越をしている。外国人に対して偏見を持つている弓校と勇の話を聞き輝も「みんな不法滞在なんだから送り返せばいいJと言う。
輝がマンションの屋上に行くと、同じ年頃の少年 龍太が空にカメラを向けていた。空好きの二人は意気投合し、輝は龍太を家に招く。夕食をいただいたお礼にと 龍太の母の美里が、故郷福島の草木染めの布を持つてくる。最初は喜ぶ弓枝だつたが、パート仲間の意見もあり 放射能への恐ろしさから布を捨ててしまう。そしてそれを、龍太がゴミ置き場で発見する。
学校からの帰り道、輝は、龍太が同級生たちから放射能のことでいじめられているのを見つけ加勢するが、二人とも投げ飛ばされる。同級生を非難する輝に、「お前も同じだろ」と龍太は叫び、「草木染めをなぜ捨てたのか」と詰め寄る。それを同じマンションの高齢者、千代子とタイ人ロークが止める。帰宅した輝は母を責め、家を飛び出す。
輝を探す弓枝と勇。輝は、隣のタイ人夫婦□―クとノイのところにいた。夫婦はタイ料理店で働いていて、店を持ちたいので試食してほしいと申し出る。皆で食卓を囲みながら、ノイの思いを知つた輝は、廊下の鉢植えを割つたことを謝り、勇も偏見を持つていたと告げる。握手をする勇と□―ク。その様子を笑顔で見つめる弓枝は ふと台所の隅に 自分が捨ててしまった草木染めがあることに気づく。
ノイから 草木染めを譲つてもらった弓枝は 美里の家に。そして自分の気持ちを伝えようとするが……。
福島の原発事故による風評被害、いわれなき差別を扱っています。そこでタイトルが光太郎詩「あどけない話」から採った「ほんとの空」というわけです。白石美帆さん他のご出演です。
地方のテレビでオンエアされたり、やはり地方のイベントで上映されたりし続けています。じわりじわりと世の中に滲透していってほしいものです。そのためにも全国ネットでのテレビ放映が望まれます。当方も未見です。
さて、「じんけんフェスタしが2014」。滋賀県域のみなさん、ぜひ足をお運びの上、「ほんとの空」をごらん下さい。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 9月9日
昭和51年(1976)の今日、JR東北本線二本松駅に、光太郎詩「あどけない話」の一節を刻んだ詩碑が建立されました。
二本松霞ヶ城の石垣を模した駅の外壁に、黒御影のプレートが嵌め込まれ、「阿多多羅山の山の上に/毎日出てゐる青い空が/智恵子のほんとの空だといふ/高村光太郎」と刻まれています。光太郎自筆原稿からの採字です。
碑にはこころもち傾斜がついており、かつてはよく晴れた日には上記画像のように、「ほんとの空」が反射して青く見えました。現在はバス停の屋根が映ってしまい、こうは見えません。残念です。