以前にもご紹介しましたが、今年2月の地方紙『福島民報』さんの記事です。

県北を重点開催地に 県芸術祭

 県芸術祭運営委員会は14日、福島市民会館で開かれた。平成26年度の県芸術祭の重点開催地を県北地区とし、開幕式典・開幕行事を9月13日に二本松市の二本松文化センターで催すことを承認した。
 開幕行事のテーマは「智恵子の里に集う文化で深める絆」とする方針。開幕式典に続いて、文化団体・民俗芸能団体による発表を行うほか、県北地区の物産コーナーや展示コーナーも開設する方向で準備を進める。
 今年度の県芸術祭の実施状況も報告された。主催行事は27件で、来場者は2万7712人だった。参加行事は46件で6万440人が来場した。合計の来場者は8万8152人となり、前年度を4081人上回った。
 運営委員会には文化団体の代表ら約40人が出席した。運営委員長の高城俊春県芸術文化団体連合会長があいさつし、県芸術祭の成功を誓った。
( 2014/02/15 09:19 福島民報 )
 
というわけで、第53回福島県芸術祭の開幕式典が開催されます。
 
 
以下は二本松市の広報紙から。

第53回福島県芸術祭 開幕式典・行事

 「智恵子の里に集う文化で深める絆」をメインテーマに、文化団体による民俗芸能、舞踊、合唱等の発表会が開催されます。
 二本松市からも出演しますので、お誘いあわせのうえご覧ください。

開催日 9月13日(土)
会 場 二本松文化センター
開 演 開幕式典13:15(開場12:00) 開幕行事14:00
入場料 500円(前売りで完売の場合は当日券はありません)※全席自由 中学生以下無料
チケット販売所 文化課(市役所3階)
チケット販売時間 月曜日~金曜日の8:30~17:15
 詳しくは下記までお問い合わせください。
◎問い合わせ…文化課文化振興係☎(55)5154
 
 
福島県のページには以下の内容が。

福島県芸術祭

 福島県芸術祭は、県民自らの芸術・文化活動への参加と、県民に芸術・文化に触れる機会を提供することなどを通して、本県芸術・文化の振興を図ることを目的に昭和37年から開催しています。開催内容は「主催行事」と「参加行事」をもって構成しています。
 
1 平成26年度第53回福島県芸術祭について
 本年度の芸術祭は、二本松市の開幕行事を皮切りに県内各地において81の開催行事が催されますので、是非御覧いただくとともに、参加体験されてはいかがでしょうか。 皆さんの御来場をお待ちしております。
◇  開催月日 平成26年9月13日(土曜日) 13時15分~16時00分 
◇  開催場所 二本松文化センター大ホール 二本松市榎戸1-92 0243-23-5121
  1  開幕式典     時間 13時15分 ~ 13時45分
  2  開幕行事
   (1)  第一部公演時間 14時00分 ~ 14時55分
   (2)  第二部公演時間 15時05分 ~ 16時00分
   (3)  出演団体      8団体
        
2 福島県芸術祭への参加申し込みについて
  開催行事は、原則として9月1日から11月30日までに実施し、一般県民に公開し推奨しうる芸術・文化行事で、福島県芸術祭運営委員会が承認したものとなります。申し込みされる団体は、次により手続き願います。
(1) 主催行事
  主催行事とは、全県組織の芸術文化団体並びに市町村が主催及び主管する行事ですが、福島県、福島県教育委員会、県芸文連も主催団体として参画するものです。(主催行事一覧 [PDFファイル/174KB])
•全県組織芸術・文化団体が実施する行事
•重点地区の広域的文化団体連絡協議会等が実施する行事
•市町村が実施する行事
(2) 参加行事
  参加行事は、芸術・文化団体が自主的に開催する行事で、県芸術祭の趣旨にふさわしいものとします。
    また、参加団体は、県芸文連加盟の全県組織団体や市町村文化団体を始め、加盟していない芸術文化団体も申し込みできます。詳しくは県芸文連事務局までお尋ねください。

 
「主催行事」としては福島県合唱コンクールなどを含み、既に終了しているものもあります。
 
「参加行事」は、県内の各種文化団体がそれぞれに行う演奏会や展覧会を、芸術祭参加、という形にしているようです。
 
「主催行事」「参加行事」とも、光太郎智恵子にからむものがあるかと思われますが、多すぎて細かくチェックできません。情報をお持ちの方はご教示いただければ幸いです。
 
まだまだ残暑が続いていますが、そろそろ「芸術の秋」という雰囲気になって参りました。秋の行楽シーズンも間近。これを機に福島へも足をお運び下さい。
 
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 8月26日
 
昭和30年(1955)の今日、中野のアトリエに、家の光協会の人が、光太郎詩レコード化の相談に訪れました。
 
当日の日記には以下の記述があります。
 
<「家の光」の人くる、「青年」を盤に吹込むとのこと、>
 
さらに、9月27日の日記には、
 
「家の光」の人レコード持参
 
とあります。
 
このレコードというのは、おそらく、こちらです。
 
イメージ 1
 
この頃流行った「ピクチャーレコード」というもので、サイズは8インチです。当方、あまり詳しくないのですが、78回転ですので、SPレコードに分類されるのではないかと思われます。
 
光太郎の「私は青年が好きだ」と、竹内てるよの「わたくし」の朗読が収められています。もう片面(どちらがA面なのかわかりません)には、「家の光つどいの歌」という歌です。この歌はこの年の制作です。
 
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上記画像、当方が持っている現物なのですが、ジャケット、歌詞カード的なものがついておらず、詳細が不明です。発行年月日、朗読者、「家の光つどいの歌」の方の歌手などなど。
 
また、のちにビクターから「ワンワンレコード」の1枚として復刻されているらしいのですが、そちらについても詳細が不明です。今後の課題としておきますが、情報をお持ちの方はご教示下されば幸いです。