光太郎詩に曲を付けた「樹下の二人」「梅酒」の他、オリジナル詞の「私の智恵子抄」、それからフォーレの「夢のあとに」に乗せての朗読「あをい雨」、さらに光太郎智恵子の周辺人物、平塚らいてう、宮澤賢治に関する曲などを演奏なさいました。
また、シャンソンや日本の古い歌(「ゴンドラの唄」「宵待草」)、ゲストでモモさんのお知り合いの方もステージに立たれ、もりだくさんの内容でした。
光太郎智恵子の世界は、さまざまな分野の表現者の感性に訴えかけるようで、音楽、演劇、絵画、文芸、朗読その他いろいろな二次創作等がなされています。こうした風潮が途切れることなく続いてほしいものです。
また、そうした活動に取り組まれている方、ご連絡いただければご紹介しますので、よろしくお願い申し上げます。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 7月7日
昭和59年(1984)の今日、神田の東京古書会館で明治古典会七夕古書大入札会が開催されました。
この年の目録のトップに、光太郎からプロレタリア詩人、中野秀人に宛てた書簡11通が大きく掲載されています。
昭和2年(1927)~5年(1930)、滞欧中だった中野に宛てたエアメール……当時はまだ船便ですね。