昨日は浅草に行き、過日のブログにてご紹介した「東日本大震災復興支援チャリティ朗読会 届けよう笑顔!~東北に初夏の風~ レジェンド・太宰治」。を拝聴して参りました。
 
街自体にあまり用事がなく、久しぶりの浅草訪問でした。
 
東京メトロ銀座線の浅草駅から吾妻橋のたもとあたりで地上に出ると、まず目に入ったのはそびえ立つ東京スカイツリー。駅前には人力車に乗った新郎新婦。いい感じですね。その後、会場のアミューズミュージアムに行くため、浅草寺方面へ。そこは観音堂のすぐ隣です。混雑しているとわかっていながら、やはり正面から、と思い、雷門をくぐって仲見世通りを歩きました。

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明日また詳しくレポートしますが、観音堂前の手水舎には光雲作の銅像、「沙竭羅龍王像」があります。そこを右折して二天門を出れば会場のアミューズミュージアム。また時間が早いので、場所だけ確認して逆方向の奥山方面に進みました。こちらにも光太郎ゆかりの場所がありますが、そちらのレポートも明日。
 
さて、アミューズミュージアム。公式サイトによれば「布文化と浮世絵の美術館、和のセレクトショップ、ライブスペースが一体となった複合型アートビル」とのことで、朗読会の前に美術館部分を拝見しました。
 
レトロな道具類、古布の端切れ、青森南部地方の「南部菱刺し前かけ」、考古資料まで並んでいました。上の方の階は浮世絵関連で、現物の他、「浮世絵シアター」で俳優の小倉久寛さんナレーションの動画も放映されていました。
 
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屋上は展望スペース兼喫煙所。足下に浅草寺が俯瞰できます。振り返ればスカイツリーも。
 
 
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さて、いざ、会場の6階ホールへ。いよいよ朗読会開始です。
 

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いきなり光太郎の「智恵子抄」より。中村雅子様、塙野ひろ子様、須賀雅子様、宮崎泉様、4名の出演者の皆さんがお一人ずつご登場、5篇の詩を朗読なさいました。
 
 「樹下の二人」「あどけない話」「山麓の二人」「レモン哀歌」「亡き人に」。福島関連の詩が3篇含まれていたのは、「東日本大震災復興支援チャリティ朗読会」と謳われている関係でしょうか。
 
また、全員、コスチュームのどこかしらにさわやかなブルーを配していらしたのも、偶然ではなく、サブタイトルの「届けよう笑顔!~東北に初夏の風~」ということで、初夏の青空をイメージなさっていたのではないかと思いました。

その後は太宰治の短編小説を4篇、お一人1篇ずつ朗読なさいました。皆さん、現役や元アナウンサー、劇団四季ご出身などの方々ということもあり、メリハリのついた非常に聴きやすい朗読。聞きほれてしまいました。
 
トリを務められた中村雅子様は、驚いたことに原稿なし(音楽演奏でいえば暗譜)でのご朗読。すばらしいですね。
 
最後は聴衆を巻き込んでの歌、「雨のち晴レルヤ」でした。
 
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プログラム的にも長すぎず、短すぎず、何よりお美しいすてきな皆様の素晴らしい朗読で、非常によかったと思いました。
 
終演後、出演者の皆様にご挨拶させていただき、さらに例によって連翹忌の営業をして参りました。どなたかお一人でも来年の連翹忌にご参加いただければ、朗読を披露していただきたいと考えております。
 
先程も書きましたが、周辺での光太郎光雲関連スポットも廻ってきましたので、明日はそのレポートを。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 5月25日

昭和28年(1953)の今日、中野のアトリエにブリヂストン美術館の映画撮影班が入り、美術映画「高村光太郎」の撮影が行われました。
 
十和田湖畔の裸婦像制作のシーンが撮影されました。
 
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