一昨日の日曜日、二本松市コンサートホールでは「第10回智恵子生誕祭 朗読とギターで綴る智恵子と光太郎の道程」が開催されましたが、同じ日に安達太良山では「第60回安達太良山山開き」でした。
 
地元紙に報道されていますのでご紹介します。 

「ほんとの空」目指し頂へ 安達太良山開き

 福島県内の主要な山のトップを切り、安達太良山(1700メートル)が18日、山開きした。60回の節目を迎え、過去最多となる1万5000人(主催者発表)が山頂を目指した。
 県内外から訪れた登山客が奥岳、塩沢などの登山口から入山した。互いに声を掛け合い、「智恵子抄(ちえこしょう)」でうたわれる「ほんとの空」を見上げながら、一部に雪が残る登山道を歩いた。
 「乳首山」と呼ばれる岩峰の山頂付近は濃いガスに覆われていたが、晴れ間が広がると安達太良連峰や吾妻連峰、猪苗代湖などの雄大な景色を見渡すことができた。
 60回目の山開きを祝い、餅つきなどの記念行事が催された。
(『福島民報』)
 
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「安達太良山」山開き 過去最多1万5000人“絶景”満喫

 日本百名山で知られる安達太良山(1700メートル)の第60回山開きは18日行われ、登山者は岩場やぬかるみを踏みしめながら山頂を目指し、眼下に広がる絶景のパノラマを満喫した。
 節目の山開きとなった今回は、県内外から昨年を約7000人上回る過去最多の約1万5000人が訪れた。登山者は新緑と残雪が入り交じる雄大な景観を堪能しながら、登山道を一歩一歩進んだ。時折、晴れ間がのぞくと、猪苗代湖や阿武隈山系、吾妻連峰などの景色が広がり、登山者が疲れを癒やした。
 山頂では、60回記念行事の餅つきと恒例の安全祈願祭が行われ、安達太良連盟会長の新野洋二本松市長をはじめ関係団体の代表が玉串をささげ、シーズン中の安全を願った。ミズあだたらコンテストでは、ミズあだたらに福島大4年の桑名真美さん(21)=福島市=が選ばれた。
(『福島民友』)
 
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桑名さん(福大)ミズに 安達太良山開きでコンテスト

 第50回ミズあだたらコンテストが安達太良山頂付近で催され、ミズは福島大4年の桑名真美さん(21)、準ミズは福島市臨時職員の今泉綾さん(22)が輝いた。
 桑名さんは初めての安達太良山登山で、景色を楽しみながら登ったという。「選ばれると思っていなかった。素晴らしい賞を頂きうれしい」と白い歯をのぞかせた。今泉さんは小中高と安達太良山に親しんできた。山開きに合わせた登山は今回が初めてだった。「なじみの山。60回の節目に選ばれてうれしい」と満面の笑みを見せた。
 2人には後援の福島民報社提供のトロフィーなどが贈られた。コンテストは年齢不問で、50人が出場した。着こなしなどが評価対象となった。
(『福島民報』)
 
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60回というキリ番の山開きに、過去最多の人出。よかったと思います。「智恵子抄」中の「ほんとの空」というキャッチフレーズが一役買っているのであれば、嬉しい限りです。
 
秋の紅葉冬の幻想的な樹氷、これからも四季折々に美しさを見せる安達太良山。山開きだけでなく、ぜひ足をお運び下さい。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 5月20日

昭和31年(1956)の今日、光太郎四十九日。智恵子も眠る駒込染井霊園の高村家墓所に、光太郎の遺骨が埋葬されました。
 
昨年の今日、このブログの【今日は何の日・光太郎】でご紹介しましたが、今日は奇しくも智恵子の誕生日です。