昨日は福島市に行って参りました。
 
福島駅前の福島ビューホテルさんにて、光太郎の詩に曲を附けて歌っているシャンソン歌手、モンデン・モモさんの「福★モモ プロジェクト 復興支援コンサート ~”花見山”と”智恵子抄”を福島の皆様方へ~」があり、そちらを聴きに行って参りました。
 
そちらが午後4時開演だったので、少し早めに福島市に入り、花見山公園に行ってみました。ここは、元々は阿部さんという農家の方が、さまざまな花を植えていた個人の山で、「花を見せてほしい」という要望が強くなって開放するようになったという、ちょっと変わった経緯のある公園です。近年は旅番組等でも取り上げられ、この季節、人気のスポットになりました。
 
平日だからそれほど混んでいないだろう、とたかをくくっていたら、とんでもありませんでした。まず現地まで車で行けません。案内に従って、2㎞ほど離れた阿武隈川沿いにある親水公園に駐車、そこからシャトルバスです。着いてみると、県外ナンバーの大型観光バスがずらっと30台以上。そういえば、途中の磐越道や東北道でやけにバスが多かったと思ったら、行き先はここだったのです。
 
あまり時間がなかったので、ざっと歩いただけになってしまいましたが、それにしても、花、花、花。

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関東では盛りを過ぎた桜や連翹が満開でした。さらに木瓜(ぼけ)や桃、木蓮、菜の花なども。あらためてゆっくり行ってみようと思いました。
 
さて、駅前に戻り、モモさんのコンサート。
 
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いつものように砂原嘉博さんのピアノ伴奏に乗せて、お家芸のシャンソン、それから「花」にまつわる歌の数々などを披露されました。
 
モモさんオリジナルの「花見山伝説」という歌も。これは以前に花見山を訪れ、二代目園主の阿部一郎さん(昨年逝去されたそうです)との出会いから生まれた歌だそうです。
 
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さらに光太郎がらみの「樹下の二人」「道程~冬が来た」も演奏されました。
 
それから、モモさんのニューアルバム「土地 人 伝説」がリリースされ、そちらもゲットしてきました。
 
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モモさんの活動拠点、出雲や福島に関わる歌、光太郎智恵子、平塚らいてうや宮澤賢治へのオマージュなどで構成されています。お買い求めはこちらから。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 4月17日000

昭和2年(1927)の今日、光太郎による書き下ろし評伝『ロダン』が刊行されました。
 
版元はアルス。北原白秋の弟・鉄雄が創立した出版社です。モノクロですが、図版も豊富に使われ、当時としては豪華な作りです。翌年には同じアルスからペーパーバックの普及版も刊行されています。
 
「ロダンの一生に於ける悲しい記憶の一つである。」として、昨日ご紹介したカミーユ・クローデルに触れている箇所もあります。