013昨日、1泊2日の東北出張から帰りましたので、そのご報告を、と思っておりましたが、別件での情報ご提供があり、そちらを優先します。
 
何といっても明日は3.11ですので。
 
宮城県女川町。津波で甚大な被害を受けた、光太郎ゆかりの地です。当方、8月に女川で開催されている女川光太郎祭での講演をやらせていただいており、このブログで何度も女川について書きました。つい先日も、女川の話題をいろいろ書きました。
 
すると、今朝、このブログを開きましたところ、一昨年の記事に関し、コメントが入っていました。文京区の書肆・羽鳥書店さんからでした。同社では「女川一中生の句 あの日から」という文庫本が上梓されています。
 
3.11ということで、今日から関連イベントがあるそうです

●女川だより――あの日からの「家族の肖像」展

会 期 : 2014年3月10日(月)~19日(水)
会 場 : ギャラリー山陽堂(山陽堂書店2・3F)
      東京都港区北青山3-5-22  最寄駅:東京メトロ 表参道駅(A3 出口)
【営業時間】
 平日11:00~19:00  土 11:00~17:00  日祝休
  ※会期中13(木)・14(金)は18:30 まで
【問合せ】 03-3401-1309(山陽堂書店)

東日本大震災の震源地にもっとも近い場所、
宮城県の牡鹿(おしか)半島の付け根に位置する女川町(おながわちょう)は、
震災で甚大な被害に遭いました。

津波が町を襲ったあの日から、人々は何を思い、どう暮らしてきたのでしょうか。

半年後の2011年9月、一人の新聞記者が自ら願いでて、この地へ赴任してきました。それからのさまざまな出会いのなかに、女川第一中学校の生徒と教師のみなさんとの日々があります。女川一中では、2011 年の5月と11月に俳句の授業が行われました。家族、自宅、地域の仲間、故郷の景色を失った生徒たちが、自分を見つめ、指折り詠んだ五七五。そこにこめた思いを記者は丹念にたどり、『女川一中生の句 あの日から』として本にまとめました。
 
あの日から3 年。いまも女川町を中心に半島一帯を取材してまわる記者、小野智美さんは、“いま”の女川に暮らす人々の思いに耳を傾けつづけています。記者として記事を書くだけなく、限られた紙面では伝えきれない家族の肖像を「女川だより」(羽鳥書店HP にて連載中)で紹介しています。
 
『女川一中生の句 あの日から』と「女川だより」を中心に、あの日からの女川町を伝える文章や写真を展示します

●女川だより トークイベント

『女川一中生の句 あの日から』の編者である小野智美さんと、俳句の授業を担当された旧女川第一中学校(現・女川中学校)の教諭 佐藤敏郎さんのトークイベントを開催します。

女川第一中学校では、震災後の5 月に全校生徒約200 人で俳句づくりを始め、国語教師の佐藤敏郎さんが指導の中心を担いました。俳句づくりは女川中学校になった今も続いています。
佐藤さんは昨年11 月、震災で教職員と児童84 人が犠牲になった石巻市立大川小学校の遺族らによる「小さな命の意味を考える会」をつくりました。保護者として、そして、生徒たちの命を守る教師として、日々考え、取り組んでいる佐藤さんをお招きして、お話をうかがいます。
 
【講師】 宮城県女川町立女川中学校教諭 佐藤敏郎氏
     朝日新聞記者 小野智美氏
【日時】  2014 年3 月14 日(金)  19:00 開始(終了後30 分ほど懇親会あり)
【会場】 ギャラリー山陽堂  定員: 25 名(要予約)
【参加費】  2000 円(含本代945 円。事前のお支払い。返金はできませんのでご了承ください。)
※必要経費を除いた金額は、KIKKAKE BUS 47(http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/)に寄付させていただきます。
【申込方法】 山陽堂書店 店頭・メール・電話・ファックス
         e-mail info@sanyodo-shoten.co.jp  Tel 03-3401-1309 Fax 03-3401-1358

 山陽堂書店HPでの案内は
こちら 
 
【プロフィール】
小野智美(おの さとみ)
朝日新聞記者。1965 年名古屋市生まれ。88 年、早稲田大学第一文学部を卒業後、朝日新聞社に入社。静岡支局、長野支局、政治部、アエラ編集部などを経て、2005 年に新潟総局、07 年に佐渡支局。08 年から東京本社。2011 年9 月から仙台総局。宮城県女川町などを担当。東松島市在住。著書に『50 とよばれたトキ─飼育員たちとの日々』(羽鳥書店、2012年)、編著に『女川一中生の句 あの日から』(羽鳥書店、2012 年)。

佐藤敏郎(さとう としろう)
宮城県女川町立女川中学校教諭。1963 年、宮城県石巻市(旧河北町)生まれ。宮城教育大学を卒業後、87 年度から国語教員に。2002 年度から、宮城県の派遣により、女川町教育委員会の社会教育主事を務め、05 年度に女川第一中に着任した。教務主任を経て、12 年度、県教育委員会が震災時の教訓を踏まえて新設した防災担当主幹教諭に就任。13 年度、女川第一中と女川第二中が統合して女川中に。

●女川の会 佐藤敏郎先生ご講演

【日時】 2014 年3 月15 日(土)14:00~16:00(開場13:30)
【会場】 文京区汐見地域活動センター2F 会議室(洋室A・B)
     東京都文京区千駄木3-2-6
     最寄駅:東京メトロ千代田線千駄木駅(出口1:団子坂方面)
【定員】 90 名(要予約/自由席)  【参加費】 1000 円(当日受付にて) 
【申込方法】 羽鳥書店(担当:矢吹) メール・電話
   e-mail info@hatorishoten.co.jp  Tel 03-3823-9319(平日10:00 ~ 18:00)
 
 女川第一中学校では、震災後の5月に全校生徒約200 人で俳句づくりを始め、国語教師の佐藤敏郎さんが指導の中心を担いました。俳句づくりは女川中学校になった今も続いています。
 佐藤さんは昨年11月、震災で教職員と児童84人が犠牲になった石巻市立大川小学校の遺族らによる「小さな命の意味を考える会」をつくりました。保護者として、そして、生徒たちの命を守る教師として、日々考え、取り組んでいる佐藤さんをお招きして、お話をうかがいます。
 
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当方、早速、14日のトークショーの申し込みを致しました。
 
明日はやはり3.11関連で、銀座・永井画廊さんで開催中の「被災地への祈りのメッセージ展 高村智恵子紙絵展」に行く予定です。
 
【今日は何の日・光太郎 補遺】 3月10日

明治7年(1874)の今日、光雲が年季奉公と1年の御礼奉公を終え、独立しました。