今年も光太郎忌日、連翹忌が近づいて参りました。以下の要領で、第58回連翹忌を開催いたします。
当会名簿にお名前のある方には郵送いたしましたので、近日中に届くかと思われます。
また、広く参加者を募ります。参加資格はただ一つ「健全な心で光太郎・智恵子を敬愛している」ということのみです。
下記の要領で、お申し込み下さい。
第58回連翹忌の御案内
記
日 時 平成26年4月2日(水) 午後5時30分~午後8時
会 場 日比谷松本楼
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-2 tel 03-3503-1451(代)
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-2 tel 03-3503-1451(代)
会 費 10,000円
御参加申し込みについて
ご出席の方は、会費を下記の方法にて3月22日(土)までにご送金下さい。
会費ご送金を以て出席確認とさせて頂きます。
会費ご送金を以て出席確認とさせて頂きます。
郵便振替 郵便局備え付けの「払込取扱票」にてお願い致します。
口座 00100-8-782139 加入者名 小山 弘明
口座 00100-8-782139 加入者名 小山 弘明
申し訳ございませんが、振込手数料はご負担下さい。
当日、お時間に余裕のある方には参加者に配付する資料の袋詰めをして頂きたく存じます。早めにお越し頂き、 ご協力の程、よろしくお願い致します。
ごあいさつ
この一年は、オリンピックなどの世界をつなごうとする人々の真摯な努力もありましたが、猛暑や豪雪など荒々しい天候や、心痛む世情も続きました。いつも連翹忌にお出かけ下さる皆さん、ことにみちのくの被災者の皆さんには、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいましたか。
その間にも各地で光太郎生誕百三十年を記念するメモリアルな展覧会が開かれ、十和田裸婦像建立から六十年になるという年にも遭遇して、たくさんの彫刻や智恵子の紙絵が展示されました。じかに二人の作品にふれることによって、心うつ創作、新しい感想や解釈も次々に寄せられています。
歴史がもういちど反転しそうな今こそ、その命の軌跡をかえりみ、繰り返し語り合い、語りつぐひと時を、思いを同じくするみなさんと一緒に過ごしたいと存じます。
今年は更に加えて、最初の詩集『道程』が刊行され、光太郎智恵子が共に棲み始めた大正三年から百年になります。
運営委員諸君の努力によって、たのしい試みやご報告もたくさんあることでしょう。
春の一夜を今年も是非お目にかかりたく、お誘い申し上げます。
平成二十六年 春
高村光太郎記念会 事務局長 北川太一
【今日は何の日・光太郎 補遺】 2月21日
昭和28年(1953)の今日、詩人・編集者の池田克己の逝去に際し送る弔電のために短歌を詠みました。
ワガ ヤマニライカヲモチテイチハヤクタヅ ネコシカレトカタリシコトゴ ト
(我が山に ライカを持ちて いち早く 訪ね来し彼と 語ることごと)
池田は昭和22年(1947)に、高見順、菊岡久利らと詩誌『日本未来派』を創刊しました。早くから光太郎を敬愛し、昭和19年(1944)に刊行された池田の詩集『上海雑草原』では光太郎に序文を依頼し、戦後は花巻郊外太田村の山小屋を訪れたりもしました。
「ライカ」云々は、昭和23年(1948)7月の『小説新潮』グラビアに載った池田撮影の光太郎ポートレートに関わると思われます。