今朝の『朝日新聞』千葉版に以下の記事が載りました。
一昨年、福島県立県立あさか開成高校演劇部さんにより、「第一章」が渋谷、横浜で上演されました。「ほんとの空」ということで、光太郎の「あどけない話」がモチーフに使われていました。
それが反響を呼び、漫画化もされ、日本文教出版さんのサイト内で電子ブックとして配信されています。
今回は「第二章」ということで、光太郎智恵子より草野心平をモチーフにしているようです。
以下、『朝日新聞』デジタル版から。
福島県立光南高等学校演劇部公演 福島の高校生の生の声を聴く
3・11-福島第一原発の事故。目に見えずとも、放射性物質は確実にそこにあるという現実の中、口に出せない生徒たちの声をつむいだ芝居「この空は、ほんとの空ってことでいいですか?」が誕生。この公演は、2012年に東京、神奈川で上演され話題を呼んだ第一作の「第二章」。草野心平の詩「ごびらっふの独白」を引用し、夕焼け空の向こうに明日を見出す物語。上演後のトークを通して、高校生たちの「今」の思いに寄り添う。
もうすぐ震災から3年。しかし、まだまだ東北は復興途上です。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 1月8日
昭和26年(1951)の今日、花巻郊外太田村山口の山小屋を訪ねてきた小学校の教師4人の持参した詩集『典型』にサインをしました。
『高村光太郎全集』第13巻所収の日記です。
一月八日 月
朝晴 午后雪 稍温 ねてゐ(る)うち黒沢尻より斎藤充司氏他4人の小学教師遊びにくる、豚鍋をつくりて食事。ジン酒一本もらふ。皆「典型」持参。署名。
『典型』は前年秋に刊行された詩集です。