さて、その最後の会場となった藤井達吉現代美術館を運営する愛知県碧南市のサイト内に、碧南市長・禰宜田政信氏が動画で語るページがあり、毎月更新されています。自治体の首長が毎月動画でメッセージを発信するというのは、全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。
昨日、今月分がアップされました。題して「高村光太郎と碧南市」。「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」、そして光太郎と交流のあった藤井達吉にからめ、約7分間のメッセージが流れます。
市長さんのお話によれば、碧南展での入場者数はのべ16,600人、1日平均420人だったそうです。
ぜひご覧下さい。
ちなみにバックナンバーを見ると、初期の頃を除き「××と碧南市」で統一されています。「××」は、愛知県という土地柄上、織田信長や徳川家康、武田信玄などの戦国武将が多いのはうなずけますが、光太郎や三島由紀夫、高浜虚子、富岡鉄齋といった文化人、そうかと思うとミスタードーナツ、アンコール遺跡など、「どういう関係があるんだ?」というものまで広範囲にわたっています。
また、碧南市の広報誌「広報へきなん」の今月号もネット上にアップされています。24ページもある豪華な広報誌ですが、15ページ目、「まちかどフォト ホットニュース」欄に「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」に関する記事があります。こちらもぜひご覧下さい。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 1月7日
平成6年(1994)の今日、TBS系テレビの「金曜ドラマ」枠で「いつも心に太陽を」の放映が始まりました。
全11回の連ドラでした。スタッフ、キャストは同じ「金曜ドラマ」枠で、この1年前に放映されていた「高校教師」と共通する方が多用されていました。のちに全4巻のVHSテープが販売されました。
キャストは西田敏行さん、小林稔侍さん、観月ありささん、遠山景織子さんほか。『智恵子抄』を一つのモチーフとし、ヒロイン・観月さんの役名が「高井智恵子」、中盤には袴田吉彦さん演じる『智恵子抄』大好き文学青年が登場していました。ただ、後半にはまったく『智恵子抄』がらみの話はなくなってしまいました。
まだ無名だった大杉漣さんや温水洋一さんがほんのちょい役で出演なさっていて、笑えます。