展覧会情報です。 
 
上野の東京国立博物館と東京都美術館のコラボレーションにより、両館で開催される三つの展覧会を結ぶプロジェクト「日本美術の祭典」が開催されますが、その中の一つがこれです。
 
人間国宝に認定された全物故作家の作品約100件、さらに存命中の作家の作品も並ぶとのことで、光太郎の弟で、鋳金家の高村豊周、そしてその弟子で光太郎ブロンズ作品の鋳造を多数手がけられた斎藤明氏(本年ご逝去)の作品も展示されます。

日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展 ―生み出された美、伝えゆくわざ―

会期  2014年1月15日(水)~2月23日(日) 午前9時30分~午後5時 月曜休館
会場  東京国立博物館 平成館 
 
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(12/4 朝日新聞)
 
以下、公式サイトより。
 
日本では、伝統の「わざ」を受け継ぐ優れた工芸家を重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定しています。工芸大国日本ならではの制度といえるでしょう。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の各分野で多くの人間国宝を育ててきた「日本伝統工芸展」の6 0回記念として、「人間国宝展」を開催いたします。
全物故作家の作品約100件、さらに古代から、中世、近世へと連綿と伝えられてきた国宝や重要文化財を含む工芸品約30件を向き合わせて展示し、卓越したわざの美をご覧いただきます。伝統と現代とのつながりを見る、これまでにない画期的な展覧会です。

 
同じ東京国立博物館での「クリーブランド美術館―名画でたどる日本の美」、東京都美術館で開かれる「日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』」を併せた「日本美術の祭典」としては以下のように紹介されています。
 
 2014年、上野の新春は「日本美術の祭典」で幕を開けます。
 東京国立博物館と東京都美術館のコラボレーションにより、両館で開催される3つの展覧会を結ぶ特別なプロジェクトが実現しました。
 時代を超えて輝きを放つ絵画や工芸の名品に触れることで、さまざまな日本の美を再発見していただこうという新しい試みです。
 東京国立博物館では2つの特別展を同時開催します。「クリーブランド美術館―名画でたどる日本の美」は、全米屈指といわれる同館の日本美術コレクションから、仏画や肖像画、花鳥画、山水画などを選りすぐって公開するものです。日本伝統工芸展60回記念「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」では、歴代の人間国宝や先人が残した古典の名作を展観し、日本が誇る工芸の精華を紹介します。
 一方、東京都美術館で開かれる「日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』」には、近代日本画の巨匠たちの代表作が勢揃いします。
 日本美術の粋が集結するまたとないこの機会、素晴らしき三重奏をお楽しみください。


ぜひ足をお運び下さい。

 
【今日は何の日・光太郎】 12月19日

平成16年(2004)の今日、下北沢のザ・スズナリで上演されていた、光太郎智恵子演劇「れもん」が千秋楽を迎えました。
 
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光太郎役が柄本明さん、智恵子役が石田えりさん。キャストはそれだけの二人芝居でした。