もう1日、十和田ネタで書きます。
一昨日、BSジャパンで「空から日本を見てみよう+ 青森県八戸から 紅葉の奥入瀬渓流、十和田湖へ」が放映され、湖畔の裸婦像、通称「乙女の像」が紹介されましたが、来週も十和田湖周辺がテレビ放映で扱われます。
美しい日本に出会う旅 憧れの紅葉 絶景スペシャル~京都・日光・奥入瀬・北アルプス
BS-TBS 2013年12月4日(水) 19時00分~20時54分
美しい日本に出会う旅に出かけましょう!行ってみたい、あこがれの地。この目で見てみたい、あの絶景。味わってみたい絶品料理の数々。日本の美しい魅力を訪ねます。
日本全国、紅葉の大絶景を楽しむスペシャルです。北アルプス、立山黒部アルペンルートではロープウェイで紅葉を天空散歩。雄大な立山連峰を彩る錦の紅葉に出会います。青森、十和田湖から奥入瀬渓流へ。清流の流れと紅葉の彩りを堪能します。秘境蔦温泉では絶景の沼めぐり。秋田では角館武家屋敷散策と乳頭温泉を楽しみます。日光、世界遺産輪王寺の庭園「逍遥園」で安らぎの庭園美を感じます。“もみじ”日本一の名所と言われる愛知、香嵐渓。山を彩る4000本のもみじは圧巻の絶景です。紅葉の京都では、和菓子や和紙細工など、職人の手仕事からも季節を感じ、寺社仏閣の彩りを満喫します。
また裸婦像が紹介されるといいのですが……。
ところで、十和田湖奥入瀬観光ボランティアの会さんからいただいたペットボトル入りの「十和田湖美水」、おいしくいただいております。そのまま飲むもよし、珈琲やお茶を淹れるのに使うもよし、で、重宝しております。
ついでにもう1件、テレビ放映情報です。ただ、過去に放送されたものの使い回しかも知れません。
にほんごであそぼ
NHKEテレ 2013年12月2日(月) 8時40分~8時50分 再17時15分~17時25分
2歳から小学校低学年くらいの子どもと親を対象に制作。番組を通して、日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけてもらうことをねらいとしている。コミュニケーション能力や自己表現する感性を育てる番組。今回は、きっぱりと冬が来た「冬が来た」高村光太郎、野村萬斎/冬至、うた/冬景色、道程。
【今日は何の日・光太郎】 11月28日
大正3年(1914)の今日、『時事新報』に彫刻制作のモデル募集広告を出しました。
●モデル 体格よき婦人を求む当方彫刻家 午前在宅(本郷区駒込林町二十五 高村光太郎)
彫刻制作において、モデルの手配には常に苦労していました。依頼を受けての肖像彫刻であればその本人をモデルにすればよいのですが、そうでなければ友人知己を拝み倒してモデルになってもらったり、智恵子をモデルにしたりしています。
変わったところでは、大正6年(1917)作の「裸婦坐像」。画像は光太郎令甥にして写真家・髙村規氏の撮影になるものです。詳しいいきさつが不明なのですが、駒込林町のアトリエに一時かくまった横浜のチャブ屋(外国人相手の売春宿)で働いていた百合子という女性をモデルにしています。
この彫刻のモデルを智恵子だと勘違いしている記述を時折見かけますが、違います。
また、ある時雇った男性のモデルが、いわゆる露出狂で、宴会などの席上で得意になって全裸になるなどということがあり、結局は光太郎曰く「日比谷公園の入口に立つて演説をはじめ、火星から地球攻撃の軍隊が来るといつて絶叫し、つひに病院に入れられて、そこで死んださうである。」とのことでした(「モデルいろいろ-アトリエにて6・7-」昭和30年=1955)。
同じ文章によれば『時事新報』の広告も、応募者はたくさんあったものの、よい体格の者がおらず、逆に「めいめいに窮迫した身上話などを長々と述べ立てて、是非使つてくれといふやうに要請されるので、これを断るのに骨が折れ、おまけにその日一日分の日当を払はなければ、気の毒でかへせなかつた。」ということでした。