昨日は福島二本松方面に行って参りました。2回に分けてレポートします。
まずは午前中、智恵子の母校である二本松市立油井小学校さんにお邪魔しました。
3年生以上の児童さんが参加しての音楽集会的な活動で、「智恵子抄」にオリジナルの曲を付けて歌われているモンデンモモさんがご参加なさいました。
約1時間の中で、モモさん作曲の「智恵子抄」をはじめ、いろいろな曲を演奏。ただ歌って聴かせるだけでなく、子供たちと一緒に動きを入れながらだったので、子供たちも飽きることなく参加していました。
最後には子供たちが、ご当地ソング・二代目コロムビア・ローズさんの「智恵子抄」を演奏しました。
油井小学校さん、他にも智恵子の顕彰活動をいろいろとすすめられてきたようで、職員室前の廊下には智恵子コーナーなどもあり、感心させられました。また、敷地内には明治6年(1873)の開校時に植えられた松の木をはじめ、智恵子在学中から植わっている木が3本あったりもします。
夜は会場を二本松駅前の二本松市市民交流センターに移し、「福モモプロジェクト・復興支援コンサート」。二本松ロータリークラブさんの主催でした。
モモさん以外にも地元の音楽家の方々、トランペット・Nobyさん、メゾソプラノ・紺野由香里さん、ピアノ・本多裕子さんを交えてのコンサートで、こちらも様々に趣向を凝らしたコンサートでした。
最後には会場の皆さんと共に、復興支援ソング「花は咲く」を大合唱しました。
モモさんは11月にも福島でいろいろとステージをなさいます。近くなりましたら、またお伝えします。
さらに今回共演されたメゾソプラノの紺野由香里さんとトランペットのNobyさんは、明日、二本松安達地区の「智恵子純愛通り記念碑 5周年記念式典」にもご参加なさるそうです。
さて、午前中が油井小学校、夜が市民交流センター。午後は何をしていたかと申しますと、先頃ニュースで痛ましい全焼火災が報じられた不動湯温泉に行っておりました。明日はそちらをレポートします。
【今日は何の日・光太郎】 9月14日
昭和61年(1986)の今日、山梨県清春白樺美術館で開催されていた「生誕100年記念 高村智恵子紙絵展」が閉幕しました。
清春白樺美術館さんは昭和58年(1983)、武者小路実篤、志賀直哉など『白樺』の同人が建設しようとしてその夢を果 せなかった「幻の美術館」を実現させようと作られたものです。
同館では現在3点しか現存が確認されていない智恵子の油絵のうちの1点「樟」を所蔵しています。