コンサート情報です。
第八回邦楽器とともに―新しい日本歌曲の夕べ― 新作歌曲を揃えて
【日時】2013年8月30日(金)18:00開場、18:30開演
【会場】津田ホール(東京・千駄ヶ谷)
【会場】津田ホール(東京・千駄ヶ谷)
【料金】全席自由3,500円
【後援】日本作曲家協議会、日本現代音楽協会、邦楽ジャーナル
プログラムの中に、光太郎関連で以下があります。トリのようです。
「荒涼たる帰宅」
詩:高村光太郎、曲:田丸彩和子、歌:小畑秀樹
篠笛・尺八:設楽瞬山、薩摩琵琶:岩佐鶴丈
詩:高村光太郎、曲:田丸彩和子、歌:小畑秀樹
篠笛・尺八:設楽瞬山、薩摩琵琶:岩佐鶴丈
「一般社団法人 波の会日本歌曲振興会」さんは、日本における芸術歌曲の一層の普及、振興を図るという理念のもと、日本歌曲の創作、演奏及び普及に関する事業を行っているそうです。
「荒涼たる帰宅」作曲者の田丸彩和子さんのHPはこちら。
当方、ぜひ聴きに行きたいのですが、当日は岡山に行っておりますので残念ながら欠礼いたします。
【今日は何の日・光太郎】 8月18日
昭和10年(1935)の今日、渡航したまま20年近く音信が途絶えがちだった弟、道利を神戸に迎えに行きました。
光太郎は長男、道利は次男です。さらにその下の三男・豊周の回想によれば、道利ははじめ軍人志望だっったのを光雲に反対され断念、東京外語学校を卒業したものの定職に就かず、見かねた光太郎が画廊・琅玕洞の店主に据えたものの、店自体が長続きせず、その上結婚も光雲に反対されて、大正の中頃に半分ヤケになって渡欧したそうです。
欧州では何か執筆をして糊口をしのいでいたようですが、詳細は不明。結局、フランスの慈善病院のようなところに入院、日本大使館から「送還するので引き取ってほしい」的な連絡が高村家にあったとのこと。
その道利は昭和20年(1945)に事故死しますが、非常に謎の多い人物です。