昨日に引き続き、季節外れのタイトルで申し訳ありません(笑)。
 
一昨日のブログでNHKさんの「にほんごであそぼ 元気コンサートin福島」のDVDをご紹介しましたが、もう一点、DVDを入手したのでご紹介します。  
東映ビデオ 4500円+税/ COLOR/ 95分/

注目の若手女優・佐津川愛美 主演美しく広大な自然広がる福島県を舞台に、思春期の少女の成長を描く感動ストーリー!

【解説】
思春期の不安と苛立ちの真っ只中にいる少女が、一人の視覚障害者の少年と出会い、それを通じて成長する姿を広大な自然が広がる福島県を舞台に描く。そして、福島県出身で「深呼吸の必要」などの代表作を持つ詩人・長田弘の詩が映画の核となって人々の心を繋いでいく。誰もが経験する子供から大人へ変わっていく瞬間を切り取った心に染み入る作品が誕生した。
主人公・桃子を演じるのは映画『蝉しぐれ』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』での演技で高く評価された、佐津川愛美。視覚障害を持った少年という難しい役どころを見事に演じたのはTVドラマ「仮面ライダー響鬼」「龍馬伝」で人気を博し、演技に定評がある栩原楽人。鈴木砂羽、美保純、鶴見辰吾、国広富之、池内万作ら実力派が脇を固める。監督は『千年火』がベルリン国際映画祭で【見逃してはならない3本】として高い評価を得た瀬木直貴。

【ストーリー】
思春期の不安と苛立ちを抱える女子高生・桃子は、自分のことを厳しく管理しようとする母とぶつかり、毎晩のように仲間と夜の街で遊び過ごしていた。そんなある日、桃子はラジオから流れてきた詩を聴き、心を奪われる。それは長田弘の「最初の質問」という詩だった。その後、詩の朗読をバイト先の先輩から頼まれた桃子は断りきれずに盲学校まで行き、そこで一人の少年と出会う。偶然にもその少年は桃子と同じラジオを聴いていて、そのことをきっかけに二人は急速に距離を縮めるが・・・。

【公開日】2008年11月公開

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映画のDVDで、昨秋発売された(映画自体は平成20年(2008)の公開)のですが、こういうものがあるとは最近まで知りませんでした。
 
舞台は福島県会津地方(2008年公開の映画ですので震災前です)。ひょんなことから盲学校で詩を朗読するボランティアを引き受けた、佐津川愛美さん演じる主人公の不良(になりかかっていた)少女が、栩原楽人さん演じる視覚障害の少年や両親(鈴木砂羽さん、鶴見辰吾さん)との関係を通じ、成長していく物語です。
 
朗読される詩は、福島が舞台ということで福島市出身の詩人・長田弘氏の作品がメインですが、「あれが阿多多 羅山/あの光るのが阿武隈川」で始まる光太郎の「樹下の二人」も取り上げられています。
 
ハンディのある登場人物を扱う、となるといろいろ微妙な問題を含みますが、この映画はケレン味なく描けていると思います。「音」への依存度の高い視覚障害者にとって、「朗読」というのはこういう位置づけなんだというのが新鮮でした。
 
桜などの福島の風景も美しく、おすすめです。是非、お買い求め下さい。
 
【今日は何の日・光太郎】 7月25日

明治42年(1909)の今日、上野精養軒で開かれた『スバル』談話会に出席しました。
 
留学から帰朝した光太郎の歓迎会を兼ねた集まりで、与謝野鉄幹、森鷗外らが出席しました。