先週土曜日に開幕した千葉市美術館の「彫刻家高村光太郎展」。地元紙『千葉日報』さんに報じられました。
右下の画像が今回の図録です。
A4判222ページ。巡回各美術館の担当学芸員さんと、名古屋のデザイン会社・株式会社アーティカルの小島邦康氏による力作です。
目次は以下の通り。
ごあいさつ 主催者
伯父光太郎 思ひだすことなど 高村規
高村光太郎の造型―立体感と詩精神― 北川太一
図版
Ⅰ 高村光太郎
Ⅱ 周辺作家
Ⅲ 高村智恵子
高村さんのこと 平櫛田中
高村光太郎の彫刻 木本文平
木彫家・高村光太郎 土生和彦
資料
高村光太郎自筆文献抄 藁科英也編
作家略歴
高村光太郎年譜
高村光太郎彫刻展覧会歴
高村光太郎総計関係文献目録
出品目録
これで1,800円ですので、非常にお買い得です。
ちなみに当方、年譜・展覧会歴・文献目録の部分を書きました。
それから館内で無料配布されている館の広報誌「C’n SCENE NEWS」第67号。こちらでは3ページにわたり今回の企画展の話と、同時開催の所蔵作品展「高村光太郎の周辺」についての記事があり、読みごたえがあります。
会期は、8/18(日)まで。第一月曜日の今日と8/5のみ休館。金・土は20:00まで開館しています。
【今日は何の日・光太郎】 7月1日
明治23年(1890)の今日、光太郎の弟で、後に鋳金の道に進んで人間国宝となった豊周(とよちか)が誕生しました。
左から弟・道利、妹・しづ(双子です)、光雲、光太郎。光雲に抱かれているのが豊周です。
豊周は家督相続を放棄した光太郎、渡欧したまま音信不通となった道利に代わり、高村家を嗣ぎました。
豊周は家督相続を放棄した光太郎、渡欧したまま音信不通となった道利に代わり、高村家を嗣ぎました。