第57回連翹忌、会の様子は昨日のブログにてアップしました。ご高覧下さい。
 
いろいろな方々にいろいろと語っていただいたりしていただくのと別に、会場内に展示スペースを設けました。展示したものは主に二種類。
 
まずは光太郎直筆のもの。2月のブログで御紹介した短冊、それから新たに見つけた草稿や書簡の類を並べました。新発見の方は、この日刊行になった『高村光太郎研究(34)』中の「光太郎遺珠⑧」で詳細に紹介しております。

イメージ 1

イメージ 2  イメージ 3
 
また、現物は手に入らなかったものの、画像を入手できたものはコピーを展示しました。
 
それからもう一種類、この一年で世に出た光太郎智恵子関連の書籍や楽譜(先週高山佳子様から届けていただいた合唱曲「ほんとの空」など)、CD、DVD、新聞記事、それからさまざまな講演や公演、イベントや展覧会のチラシ、パンフレットの類も展示しました。主にこのブログでその都度御紹介してきたものです。
 
一年間に発行されたものだけで、結構な量になりました。それだけ光太郎智恵子への関心が高いということがわかります。この状態を維持、いや、発展させていきたいと思っています。光太郎智恵子を誰も取り上げないという事態にはならないようにしていきたいものです。
 
ちょっと変わり種として、青森在住の彫刻家、田村進様の制作されたレリーフの巨大画像も展示しました。田村様から送られてきたプリントアウトしたものを両面テープで貼り合わせ、パネルに入れました。
イメージ 4
 
原画は昭和25年(1950)の1月に雑誌『アサヒカメラ』に載った濱谷浩撮影の光太郎肖像写真です。田村氏はこれをもとにブロンズのレリーフを作成なさったとのこと。

 
繰り返しになりますが、いろいろな分野の方が光太郎智恵子を取り上げて下さっている現状、これをもっともっと発展させていきたいと思っております。ご協力、よろしくお願いいたします。
 
【今日は何の日・光太郎】4月5日

明治25年(1892)の今日、智恵子の妹、ミツが誕生しました。

智恵子の最期を看取った姪・春子の母にあたります。