【今日は何の日・光太郎】4月2日

昭和31年(1956)の今日、高村光太郎が数え74歳の生涯を閉じました。
 
というわけで、今日、4月2日は第57回連翹忌です。
 
光太郎の故郷、東京では日比谷の松本楼様で、第二の故郷とも言える岩手・花巻では松庵寺様で、それぞれ光太郎を偲ぶ集いが開かれます。
 
東京では昨年を上回る70名程のご参加申し込みがありました。詳しい様子は明日以降レポートいたします。
 
別件の用事やお体の都合によりご参加できない方も含め、光太郎を敬愛する皆さん、それぞれの場所で光太郎に思いを馳せて下さい。よろしくお願いいたします。
 
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今朝の朝日新聞さんの「天声人語」。新装成った歌舞伎座のこけら落としにからめ、連翹忌の話題を枕に使っています。朝、新聞を開いて驚きました。この記念すべき日に、ありがたいかぎりです。
 
 春を彩る黄色い花、レンギョウの名をもらった「連翹忌(れんぎょうき)」はきょう、高村光太郎の命日をいう。彫刻家で詩人の光太郎は九代目市川団十郎にほれ込んでいた。「明治の劇聖」と呼ばれた人で、東京の歌舞伎座をゆるがぬ存在にした立役者である▼「団十郎は決して力まない。力まないで大きい」と光太郎は称賛した。若い頃、団十郎の舞台に入りびたったというから、初代の歌舞伎座に通ったのかもしれない。時は流れて、五代目となる歌舞伎座がきょう、こけら落としの幕を開ける。光太郎も喜んでいよう▼