昨日は名古屋に行って参りました。
 
過日のブログで御紹介した作曲家・野村朗氏のリサイタルを聴きに、です。

 
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曲目は野村氏が光太郎の詩に作曲された「連作歌曲「智恵子抄」」がメインで、その他、やはり野村氏作曲による歌曲やピアノソナタ。歌曲は宮沢賢治や八木重吉などの詩も使われていました。演奏者の方々を含め、皆さん、名古屋音大の関係の方だそうです。
 
下記はパンフレットから自作解説。
 
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光太郎の詩にはいろいろな方が曲をつけて発表されています。それぞれに作曲者それぞれの解釈が表されていて、聴き較べるのも面白いものです。
 
今回、感心したのは「連作歌曲」というのがただのお題目でなく、全5曲に一本芯が通っていたことでした。単に光太郎の詩に曲をつけたものを並べているだけでなく、音楽的につながりをもった全5曲の構成となっていたのです(楽譜が拝見できればより詳しく指摘できるのですが……)。
 
ホールのロビーでは、光太郎の令甥、高村規氏ご提供の光太郎智恵子関連の写真パネルが展示されており、本番前後や休憩時間に聴衆が見入っていました。こういう工夫も必要ですね。
 
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5月には東京・日暮里でもリサイタルが開かれるそうです。追ってまた御紹介します。 
 
 
【今日は何の日・光太郎】3月10日
 
昭和58年(1983)の今日、「近代美術シリーズ」第16集の一つとして、光雲の「老猿」をデザインした60円切手が発行されました。

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