昨日、板橋区の赤塚図書館に行って参りました。昨年刊行された『スケッチで訪ねる『智恵子抄』の旅』の著者、坂本富江さんによる同書の原画展と、講演会が目的でした。
 
原画展は2/7から同館の視聴覚室で開催され、昨日の正午まででした。中央のテーブルにはスケッチブックが置かれ、自由に手に取ってみることが出来ました。たった2日半の開催ではもったいない気がしました。もっと多くの皆さんに見ていただきたいと思います。
 
イメージ 1
 
書籍としてた印刷されたものを見るのもいいのですが、やはり自筆のものだと作者の筆遣いや息吹、その場の空気などが感じられ、また違った良さがありました。
 
原画展は正午で閉幕、同じ会場に椅子を並べて午後2時から坂本さんの講演会が始まりました。定員30名で募集したのですが、申し込みが多く、40名に殖えていました。

訪れた地でのエピソードや、昔、光太郎智恵子がそこでどうしたのかといったお話があり、会場の聴衆は熱心に聴き入っていました。
 
坂本さん、始まる前は「緊張しちゃって、どうしましょ」とおろおろされていましたが、どうしてどうしてなかなか堂に入ったお話ぶりで、感心しました。
 
後半はコンピュータのスライドショーをスクリーンに映してのご説明。やはり訪れた地の画像が写されました。当方もほぼ同じ場所を訪れていますので、その意味では懐かしく拝見しました。
 
イメージ 2
 
ついでに例によって4/2・連翹忌の宣伝をさせていただきました。営業も大事な仕事です。
 
こういうと失礼かも知れませんが、意外と手軽に出来る感じですので、各地で光太郎智恵子顕彰を行っている皆様、イベントの際には坂本さんにお声がけなさるのもよいかと思います。
 
別件です。ブログの閲覧数が9,000件を突破しました。ありがとうございます。
 
昨日、光太郎と縁があったかも知れない蒸気機関車C61-20号機、「おいでよ銚子&佐原号」について書きましたところ、昨日だけで500件以上の閲覧がありました。普段の10倍以上です。
 
暮れに光太郎が送った鉄道荷札、光太郎も乗った花巻電鉄について書いた時も閲覧数が跳ね上がりました。やはり鉄道ネタは強し、です。
 
【今日は何の日・光太郎】2月10日

明治35年(1902)の今日、雑誌『白虹』に、現在確認されているもっとも古い詩「なやみ」が掲載されました。