嵐のように現れて、嵐のように去っていきました。宇宙人。
 
その名は「モンデン・モモ」。そういう名前なので「何人ですか?」と訊かれるそうです。すると、自分で「宇宙人です」と答えるそうです。
 
その実態は、東京芸術大学声楽科出身のシャンソン歌手です。ちなみに「モンデン」は本名で、漢字で「門田」だそうです。
 
イメージ 1
 
オフィシャルページ http://www.momoly.net/TOP.html
 
正統派のシャンソン以外にも、桐朋学園芸術短期大学で講師をなさったり、他にも子供達とのミュージカルとか、いろいろと手を広げてらっしゃいます。
 
その中の一つが、光太郎の『智恵子抄』などの詩にご自分で曲をつけて歌われること。これまでにその系統では3枚のCDをリリースされています。
 
イメージ 2
2枚目のCD 「モモの智恵子抄」2005年 北川太一先生が推薦文を寄せられています。
 
当方とは、10年くらいのつきあいになるでしょうか。1枚目のCDを出された頃ネットで購入し、ライヴのお誘いを受けて足を運んだりしているうちに、いろいろお手伝いをさせていただくようになりました。3年前には楽譜集も出版され、そちらの編集や解説、一部の曲では合唱編曲を当方が行ったりもしました。
 
いろいろな方が光太郎の詩に曲をつけた作品を発表されていますが、モモさんの曲の特徴としては、メロディーラインの美しさです。やはり、バックボーンにシャンソンがあるせいでしょう。
 
さて、モモさん。来月、「智恵子抄」系を織り込んだコンサートツアーを企画なさっていて、その打ち合わせに見えられました。成田の音楽機材業者に用事がおありだということで、ついでに香取までいらしていただきました。
 
11/16(金) 18:00~ 二本松御苑さん(パーティー/イベントホール)での「レディースコンサート」が皮切りです。こちらは「智恵子抄」はメインではなく、シャンソンが中心だそうです。
 
翌11/17(土)には、やはり福島の川内村にある旅館、小松屋さんで、囲炉裏を囲みながらのライヴ。

川内村は、原発事故で一躍有名になってしまった村ですが、光太郎を敬愛してやまなかった詩人・草野心平ゆかりの地です。毎年7月には心平を偲ぶ「天山祭り」というイベントが開かれています。この日は光太郎、草野心平、そして二人と関わりの深い宮澤賢治をからめるそうです。
 
そして移動日をはさんで、11/19(月)には原宿のアコスタディオさんで「モモの智恵子抄2012 智恵子飛ぶ」。モノドラマ形式でがっつりやるそうです。
 
当方、サポートスタッフとして帯同します。興味のある方、上記リンクのモモさんのオフィシャルページまたはブログから連絡を取ってみてください。