今日は二本松に日帰りで行って参りました。新幹線で行くより安いし早いので、車で行きました。
朝10時から智恵子の生家近くで「第4回智恵子純愛通り記念碑建立祭」。遅れてはいけないと思い、早くに家を出たところ、あまりに早く着きすぎてしまいました。そこで、久しぶりに智恵子生家とそれに附属して建てられている智恵子記念館、智恵子の実家長沼家の墓所のある満福寺さん、生家裏手にある「樹下の二人」詩碑に行きました。
智恵子生家
「ほんとの空」
長沼家墓所
智恵子献納の花立て
「樹下の二人」詩碑
さて、肝心の建立祭。主催者挨拶のあと、昭和39年(1964)、二代目コロムビア・ローズさんが歌ってヒットした「智恵子抄」を全員で歌いました。小学生もすらすら歌える、というのが驚きでした。さすがご当地。指揮は6月の「智恵子講座」で講師を務められた二本松在住の児童文学者・金田和枝先生。ちなみに今日がお誕生日だったそうです(さすがにここでは女性の年齢は公表しませんが)。
碑への献花、小中学生を含む地元の皆様の詩の朗読、地元のハーモニカサークルの発表など、1時間ほどのプログラムでした。
午後は二本松市民交流センターに会場を移し、第4回「智恵子講座」。今回の講師は二本松在住の詩人、木戸多美子氏。光太郎・智恵子の結婚後、智恵子の統合失調症発症までの二人の文筆作品をメインに、詩人らしい鋭い感性でお話をされました。
いつも書いていますが、こういう地域に根ざした活動というのは非常に大切なことだと思います。連翹忌は毎年4月2日に東京で行っていますが、単に東京を会場にしているというだけで、東京の人々が光太郎の地元だから、という理由でご参加いただくことがありません。そう言う意味で、花巻、女川、二本松、こういう地域に根ざした活動を、今後も盛り上げていっていただきたいものです。