昨日、朗読を扱ったコミック、片山ユキヲ『花もて語れ』を紹介しましたので、コミックつながりでもう一冊、最近入手したものを紹介します。 

 真山知幸監修 平成24年(2012)2月16日 東京書籍 定価1200円+税

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帯に記されたコピーです。「すすり泣く漱石、意地をはる中也。不器用だけど、あったかい。漱石も鷗外も太宰も、恋をしたから文学できた。日本文学史上にかがやく文豪たち10人の恋バナが切ない系コミックになりました。」このコピーを書いたライターさんには感心します。これだけ読めばよく内容がわかるようにしっかりと凝縮されていますので。
 
扱われているのは他に谷崎潤一郎、芥川龍之介、石川啄木、川端康成、島崎藤村。そして光太郎も。光太郎の項は「空を見つけて」というサブタイトルで、14ページ。作画はyocoさん。やはり『智恵子抄』から「あどけない話」「レモン哀歌」などをベースにまとめています。
 
こういった文学入門的なものを契機に、それぞれの作家の作品、生涯に興味を持ってくれる方が増えることを願ってやみません。

話は変わりますが、「シューマンと智恵子抄」朗読の荒井真澄さんからメールを頂きました。過分な御礼の言葉に恐縮しきりです。
 
添付されていた画像です。左から墨画の一関恵美さん、朗読の荒井真澄さん、ピアノの齋藤卓子さんです。

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全国の表現者のみなさん。こういった光太郎・智恵子を扱うイベントがあればできる限り駆けつけますので、お声がけ下さい。