定期購読しております隔月刊誌『花巻まち散歩マガジンMachicocoマチココ』第30号が届きました。

隔月刊誌で通巻30号ということは、30号÷年6回で、ちょうど5周年。そこで、特集が「感謝の5周年」。
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誌上アーカイブ的に、こんなことをやってきたよ、という振り返り。
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平成30年(2018)2月の第6号の特集は、「賢治の足跡 光太郎の足跡」でした。

5周年を期に、次号でリニューアルを行うそうです。
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これまでの隔月刊から季刊に変更、サイズを一回り大きくするとのこと。

光太郎の日記や書簡等から、光太郎が食べていたメニューを現代風にアレンジして紹介する連載「光太郎レシピ」はそのまま継続されるようです。

で、今号の「光太郎レシピ」。「ボロネーゼとカフェノワールエスプレッソ仕立て」だそうで。
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パスタは光太郎書簡に「ヌイエット」があることからのインスパイアとのこと。

さて、メニューの考案、調理等に当たられているやつかの森LLCさんで、もう一つ手がけられているのが、道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さんで毎月15日に限定販売中の豪華弁当「光太郎ランチ」。

今月分は……
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ちらし寿司など、一足早くひな祭りっぽい感じですね。

こちらの「光太郎ランチ」も、末永く愛されて欲しいものです。

【折々のことば・光太郎】

(藤島宇大氏 谷口吉郎氏)来訪、十和田湖記念碑彫刻の件をはじめてたのまれる。談話をいろいろきく。


昭和27年(1952)3月21日の日記より 光太郎70歳

「藤島宇大」は「藤島宇内」の誤りですが、「とうとう来たか」という感じです。当時の青森県知事にして、太宰治の実兄・津島文治の発案による、十和田湖周辺の国立公園指定15周年記念モニュメント制作の依頼。これが生涯最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」として結実することになります。前年から青森県では佐藤春夫ら、中央の著名文化人等に相談するなど、いろいろと段取りを立て、この日の二人の訪問に至ります。二人には佐藤からの丁重な手紙が託されていました。