都内から写真展の情報です。

髙村達写真展「髙村光雲の仕事」

期 日 : 2022年2月3日(木)~2月9日(水)
会 場 : 日本写真会館 東京都新宿区四谷1丁目7番地12
時 間 : 午前 10 時~午後 6 時(最終日は午後 3 時終了)
休 館 : 期間中無休
料 金 : 無料

石膏作品に当たる光と影が微妙なディテールを表現し同じ素材である石膏のペーパーに表現を残していく。
フレスコ画でも有名なインクジェットペーパーによる表現になります。彫刻作品と写真作品を表現できるのか?写真家として残すべきことが私の道程である。
曾祖父「髙村光雲の仕事」では石膏原型から木彫まで道具も含めレンズを透した写真作品を展示いたします。
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家督相続を放棄した光太郎に代わって髙村家を嗣いだ、実弟にして鋳金分野の人間国宝髙村豊周の令孫(=光雲の令曾孫)・髙村達氏の写真展です。

上野の東京藝術大学さんで昨年開催された「髙村光雲・光太郎・豊周の制作資料」展で、光雲・光太郎・豊周それぞれの作品、石膏原型、道具類などが並び(達氏の写真もタペストリーなどで展示)ましたが、今回はそれらを撮影した写真がメインのようです。

コロナ感染には十分お気をつけつつ、ぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

選集第三回分を尾崎喜八、宮崎稔氏、田口弘氏宛の小包をつくる、


昭和26年(1951)12月22日の日記より 光太郎69歳

選集第三回分」は、中央公論社版『高村光太郎選集』第三回配本の第五巻「随筆(上)」。当会の祖・草野心平による編集に協力した、元埼玉県東松山市教育長・田口弘氏にも贈られました。

田口氏、書籍本体はもちろん、この際の小包の包装紙まで大事に保存。亡くなる前に他の光太郎関連の品々と共に同市へ一括して寄贈され、現在は同市の市立図書館内に設けられた「田口弘文庫 高村光太郎資料コーナー」で展示されています。
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